次の日…
真剣にアイスの味で悩みすぎたせいで痛めた腰をさすりながら登校し、
教室に入りゆっくりと腰を下ろせば相沢先生がガラガラっとドアを開けて入ってきた。
そのあとはSHRを行い、午前は英語や必修科目などのごく普通の授業を受ける。
マイク「おらエヴィバディペンズアップ盛り上がれーー!」
本当は思いっきり『いえぇぇぇぇぇいっ!(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎』とか言いたい所だけど、
チキンなので小声で言っておこう、
『うぇうぇうぇい』
マイク「んじゃそこの元気なリスナーの君!次の英文のうち間違っているのはどこだ!」
当たるんかい
『先生って意外と耳良いんですね煩いだけかと思ってました4番!』
マイク「そいつぁシヴィー!褒められてるのか分かんねぇぜ正解!」
…と、こんな感じで次の授業も受けていき、いよいよお待ちかねのお昼ごはんタイム!(セルフ拍手)
授業の合間の休み時間で仲良くなったお茶子ちゃんと三奈ちゃんたちA組女子に連れられ(反強制的)
各々昼食の乗ったトレイを持って大食堂の一角にあるテーブルを囲んで座る。
ランチラッシュさんの作る料理はどれも評判が高く、
何を食べるのか決めるのにとても時間がかかりそうだったのでここは無難にカレーライスにした。
私はみんなが着席したのを確認してからマッハでいただきますと言ってスプーンを手に取った時、
みんなが私の方を見ながら怪しい笑みを浮かべているのに気づいた。
お茶子「あなたちゃん…………」
『…………。』
三奈「もしかしてさ…………」
『…………ゴクリ』
お茶子「とっ、轟くんとッッッ付き合ってるのッ!?」
『え、ちょっ…………ゑ?』
【あなたは混乱した!】
▶︎たたかう
▶︎にげる
▶︎ようすをうかがう
▶︎ベホイミ
【あなたは コマンド:ようすをうかがう をえらんだ!】
百「実は昨日あなたさんと轟さんがお二人で帰られる所を見かけまして…」
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…………あれか( ˙-˙ )
なんだか盛大に勘違いをしてる皆に説明しようと口を開いた時、上から聞き慣れた声が降ってきた。
「あなた、腰は大丈夫か?昨日は入学早々俺に付き合わせてわりぃな。」
一同「…………‼︎‼︎‼︎!?!?!?!?」
彼のその一言でお茶子ちゃん達の体温が一気に上昇するのが分かるのに対して、私の血の気がサァーーっと引いてく気がした。
お茶子ちゃんは何故か私のカレーを浮かせるほどのご乱心ぶりである。
返してくれッッッワイのカレーをッッッ!!!!!!
…………っていう茶番は置いといて。
『えっちょっ、ちょい待ち焦凍くん!?:(;゙゚'ω゚'):』
なんか余計に話が大変な事になったよね??
これ君のせいだかんね?!?!
とりあえずこのまま焦凍くんがこの場にいては誤解しか生まれないと確信して、
私はマッハで遠くのテーブルに彼を座らせ音速で席に戻る。
ゼーハーゼーハーと全力で息切れする私が落ち着いてから、
女子達の話題は再び私と焦凍くんへと素早くチェンジした。
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ブラックバスとトビウオの最終形態、どうも、わにです。
私、考えたんです( ˙-˙ )
この小説と掛け持ちしてる進撃の夢小説、
今まで不定期で更新してたけど、
これから隔日交互に更新してったら、
読者さんにも分かりやすいし、
なんてったって私の生活のリズムも整う!
いいね!!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。