【お詫び】
今回の話はリチャードさん出てきません。
リチャくん推しの方、申し訳ごさいません💦
煌びやかなクラブハウス。任務中、誠也と正門は周囲の人々に囲まれ、目立ってしまっている。晶哉と健は、少し離れたところでそれを見つめている。
晶哉「……誠也さん、さっきからずっと笑ってばっかりですね……」
健「まっさんもや。なんや、調子乗っとる感じやん。こっち見てもくれへんしな」
2人とも腕を組み、明らかに不機嫌そうな表情をしている。
晶哉「……任務中とはいえ、あれはちょっと……目に余ります」
健「ほんなら、引きずり出すか?俺も限界やし」
晶哉はゆっくりと頷き誠也を睨みつける。
晶哉「そうしましょう」
晶哉が誠也の腕を掴み、無言で引っ張る。
晶哉「誠也さん、ちょっとこちらへ……」
誠也「お、おい、晶哉、なんや急に!?」
戸惑いながらも、晶哉の迫力に押されてついていく。
晶哉はクラブの裏手に着いたところでゆっくりと振り返った。
晶哉「……誠也さん、さっきからずっと女の人たちと笑ってばかりで、僕のこと見てくれませんでしたね」
誠也「いやいや、任務やからな、しゃーないやろ?」
晶哉「僕、嫌でした。誠也さんが他の人にあんな風に笑ってるの、見たくなかったです……!」
目をさらに寄せ、少し涙ぐむ晶哉。
誠也は晶哉の様子に目を丸くし、急に照れたように頭をかく。
誠也「そ、そんな泣きそうな顔すんなや……。悪かった、な?」
晶哉「……罰です。もう僕だけ見てください」
そう言って突然誠也のシャツを掴み、顔を近づける。
晶哉は誠也の襟を掴んだまま唇を重ねる。最初は軽かったが、次第に熱を帯び、誠也は押し込まれるように壁に寄りかかる。
誠也「っ、ちょ、晶哉……待っ……!」
唇が離れる合間に必死で息を整える。
晶哉「待ちません。だって、誠也さんが悪いんです。」
誠也「お、俺が悪いんかい……」
耳まで真っ赤に染めて、小さく呟く誠也。
晶哉「はい。でも、大好きですから許します」
そう言って再び唇を重ねた。
健「まっさん、ええ加減にしいや!」
健は正門の手を掴み、強引にクラブの屋上へ連れ出す。
正門「健、ちょ、なんや急に!?」
足を止めようとするが、健の勢いに負けて進む。
屋上に着くと、健はゆっくりと正門へと振り返った。
健「さっきからあの女の子らに囲まれて、めっちゃ笑顔やったな。……俺のこと、忘れてへん?」
正門「いや、そんなことあるわけないやろ。任務やから――」
少し困惑しながら答える正門。
健「任務でもな! 俺、嫌やねん。まっさんが他の人に笑いかけてんの見るん、胸がモヤモヤしてしゃーないねん!」
正門は目を見開いて、一瞬黙る。
正門「……ごめん」
健「謝らんでええ。でも、これで許してもらうで。」
健は正門のシャツを掴み、ぐっと引き寄せてキスをする。正門は驚きのあまり固まるが、次第にその熱に呑まれていく。
正門「け、健……ちょ、息が……んっ」
キス合間の苦しげな声で正門は呟く。
健は唇を離して、息を弾ませながらニヤリと笑う。
健「まだ終わらんで、まっさん」
正門「……ほんま、勘弁して……!」
正門は耳まで赤くしながら恥ずかしそうに答える。
健は満足そうに笑い、再び正門に唇を重ねた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。