第10話

守護天使
469
2018/10/15 08:21
エレノア
エレノア
私は、どうすれば…?
尽きることのない、エレノアの悩み。

自分は何をすればいいのか。
アイリスから託された未来を、
どう守ればいいのか。



考えても、案が出ることは無い。
安らぎのある風が、静かに
エレノアを見守ろうとする。

ルカ
ルカ
あ、困ってそうな人発見!
えーっと…どうしたんです?
「自分は、何をすればいいのか」

そんな事を考えていると。
エレノアは、とある声がするのを感じた。
エレノア
エレノア
貴方は…?
ルカ
ルカ
あ、すみません…
私は、ルカ…って言います!
守護天使です!
エレノア
エレノア
ルカさん、ですね。私はエレノアです。
今は、「光の王」をしています。
ルカ
ルカ
はい!よろしくお願いします!
光の王…ですか?
確か、何処かで聞いた気が…
エレノア
エレノア
ルカさんは、どうしてここに?
ルカ
ルカ
飛行島を見てたんです!
そしたら、偶然見つけたんですよ〜!
エレノア
エレノア
そうなんですね…
私は、どうしたらいいか
分からないんです。
今、この状況で。
ルカ
ルカ
「未来を護る」という事。
それは難しいかもしれません…
でも、一番大事なのは…
エレノアさん自身の思いですよ!
思わず下を向いてしまうエレノア。

それを見逃すことなく、返答する。
ルカは、全く動じなかった。

エレノア
エレノア
私の…思い?
ルカ
ルカ
そうです!きっと、アイリスさんも
そうだったと思います…
絶対…守ったらーい!って。
エレノア
エレノア
ルカさん、ありがとうございます。
未来を守る事は、世界を守る事と同じ。
アイリス様が大切にしていた
気持ちと、似てますね…
ルカとの会話で、何かを掴んだエレノア。


エレノアの決意の胸の中に、
一つの光が灯った。
ルカ
ルカ
そういえばさっき聞いたんですけど、
会いたい人が、居るって話ですよ〜?
私と一緒に、声を掛けに行きませんか?
エレノア
エレノア
いいですね…私も行きます!
自分のやるべき事に迷いを抱えていた
エレノアを照らす、大きな光。

その光の名は、ルカ・フォルティス。
「人々を護る事」を信条とされた、守護天使だ。



ルカとエレノアは
新たな出会いを求めて駆けていった。

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