悩んだんですけどダリ先生でいきます。
なんか初めから展開が急…💧
こういう感じでこの作品はやっていこうと思うので、リクエストあったらお願いします。というかないとネタ切れで消すかもしれません。あ、作者の語彙力に期待してないからリクエストしないのね……💧💧(;´д`)トホホ…
そしてクソ長い……この一話で四千字超えって何?ただ作者は『今、接吻されると思った?』とダリ先生に言わせたかっただけなのに………。今まで以上に長文で読みづらいかもしれない。それと推敲が面倒臭くて一周しか見直してないから誤字脱字が酷いかもしれない。ごめんm(_ _;)m
その日はとても晴れていた。目が痛くなるほど太陽が眩しかったのを覚えている。その日、私の恋は大きく動いた。
あなたは少し緊張しながら職員室に居るはずの“先生”を見つける。そしてゆっくりと近づき
そう言ったはいいもののやっぱ迷惑だったかな、と思いモゴモゴと
そう言うとダリ先生はニコニコしたまま(何時もより若干上機嫌な気もする)
と言い席を立ち上がる。
そう言って緩む口元を見られないよう、悟られることのないようにダリ先生の数歩後ろを歩く。劇の練習、なんていうのはただの口実で本当は好きなヒトと同じ時間を共有したかった………なんて我ながら、なんというか卑怯だよね。自分の自己満足のために生徒だって立場利用して。私が生徒じゃなかったらダリ先生と話すことも出会うこともなかっただろう。だとしたら、私が卒業したあとこのヒトと関わる機会は無いにも等しいのだ。なら、思い出の一つや二つ、作っておきたいと望んでしまうのは仕方ないことでしょう。と自己嫌悪と自己満足を繰り返し、百面相するあなたは気づくことはないだろう。
自分が隠してしまおうとしていた恋心に気づかれていたことに。
少し屈んで台本を覗き込むように体をこちらへ寄せてくる。少し近くない?と戸惑いつつ、それを悟られないよう冷静を装って
と白雪姫の台本のページをダリ先生の方へ向ける。
王道な物語なのだから、と苦笑しながら言ってるとダリ先生は
あるページでふと手を止めた。それから宝物を見つけた……というよりイタズラを仕掛ける前の子供のようにニヤニヤしだした。
不信がってそう尋ねるも
と(怪しさ満載なのだが)誤魔化された。
怪しさが拭いきれず問い詰めると、
大きく話題を逸らすように開始を急かすダリ先生に、こんなに乗り気だったかな?とあなたは思いつつ練習を始めることにした。
物語も終盤に差し掛かる頃、ある事実に気がついたあなた。今、大変拙いことになったと若干冷や汗を流すあなたに対して
やっと気がついたかと言わんばかりにニヤニヤしだすダリ先生。このヒト、分かってて言わなかったんだ!なんてヒトだ。と咎める様に目を細めて睨む。
それをものともせずダリ先生は劇を続け、物語を進める。
それに合わせてあなたも根性で乗り切る。しかしそれもこの瞬間までだ。今からのシーンはあなたが最も好きな場面で今一番困るシーン。王子の口吻で白雪姫が目覚める、あの場面………。ーーー困ると言っても私は今は動くことができない。白雪姫は目覚めていないのだから。つまりこれはダリ先生次第、一体どうするのだろう………好奇心から薄っすら目を開いてみるとゆっくりとダリ先生の顔が近づけられている。
慌てたあなたは
と手でダリ先生の顔を押し戻しながら飛び上がる。
お姫様は早起きだったっけと意地悪く目を細めたダリ先生。
続きを促すダリ先生にあなたはただ戸惑うことしかできなかった。所定の位置につき再開しだす。何を考えているんだろ、と思いつつあなたは目を閉じた。
目を閉じてただ待ち続けるあなたの上から
と小さく吹き出す声が。
恥ずかしさを誤魔化すように急かすと
と揶揄ってくる。そして再び、顔を近づけ、唇が触れるかどうかのところで……そのまま
コツン
鳴ったのはリップ音ではなくそんな音。鳴った、というのは些か語弊があるかもしれないけど。唇には触れていないことは確かだ。何をしたんだろうと思い目を開くとダリ先生は自分の額と私の額をくっつけていた。
先程のこともあり、拍子抜けして間抜けな声を上げたあなたに対してダリ先生は
あれれー?何を期待してたのかなぁ?と再び揶揄う様な口調で意地の悪い笑みを浮かべる。
そもそも近くにいれるだけで、その瞳で自分を見ていてくれているだけで、その声で名前を呼ばれるだけでタヒんでしまいそうなほど心臓が煩くなってるのに。き、すなんて到底無理だ!とそういう副音声は心に仕舞いつついつもの倍の速さで喋る。
あなたは一瞬本気でされるのかと怖気づいてしまっていたので、パニック状態になりながらもそれでも、きす、したいとかそういう下心はなかったと誤解されないように必死になって訴える。そんなあなたにダリ先生は愉快とでも言うようにケラケラと笑う。
教師で生徒………。私がこの恋を諦める理由で、この恋をした原因。それは私とダリ先生の埋まらぬ距離。私が生徒でいる限り、彼は私を色恋の対象としては見ないだろう。そして卒業しても彼の中では私は生徒のままなんだろう。これは一生叶うことのない恋なのだから。
でもそれは私を守る盾でもあった。好きなヒトの唯一になった時、私は狂ってしまうかもしれないと恐怖していたから。そして好きなヒトに触れられたら私はどうなってしまうのだろう、と。ダリ先生と話すたびに感じた嫌悪感。ダリ先生と話す時、何時もより高くなる声音、媚びた様な仕草。自分で自分がコントロールできなくなる。私が私じゃなくなるみたいで“怖い”。だから、叶わぬ恋だと割り切ってしまえばソレに依存してしまうことはない。
ーーーダリ先生に距離を置かれたみたいで少し寂しいけれど、今はただ安堵する。好きなヒトの前では綺麗で居たいのだ。“好き”に振り回されて醜くなれる私なんて知られたら嫌われてしまう。だから、そういうことをするわけがないと言われてほっと息をつく。そういう行為の対象として見られていないということだと分かっているけれど。
良かった良かった、と明らかに安堵している私に対してダリ先生は少し不機嫌そうに
と頬杖をつきながら私を見つめる。
いまいち分かっていないあなたにダリ先生は何かと闘っているような表情で
と何時ものように戯けてみせる。
でもその態度はあなたにとって、何時も通りではなくて。疑いの目を向けていると
と一言。卒業したら覚悟……?何の?と戸惑いつつ
これはダリ先生を揶揄っているわけではなくあなたは本気でそう思っている。ダリ“先生”とあなたの関係はこれ以上発展することはない、と。
自分のは分かりやすくて、僕に気づかせたくせに………。ヒトからの好意は疎いのか、この子。あーそういえば、僕、教師と生徒だから駄目だって必要以上に一線引いてたな。と苦笑するダリ先生に
嫌ですよ、と少し後退りして(補習から逃げるように)距離を置こうとする。
とポツリと呟いた後、一瞬ダリ先生が視界から消えた。
いつの間にかあなたの身体はダリ先生の大きな身体のなかにすっぽり収まっていて。
そんなことを囁かれた様な気がしたが、あなたにとってそれどころではなくて。
戸惑い、混乱して腰が抜けてしまったあなたはトマトのように真っ赤に火照った顔をダリ先生の方へと向けた。
うわー、みんなに教師の心構えとして牽制しているのにやってしまった、と思っている割に後悔していないダリ先生は至って何時も通り接する。
そういえばこんな紛らわしいやり方だと勘違いしちゃうかな、君は。僕流のスキンシップだとか?w………だとしたら、
これで鈍い君も分かるかな?まだ足りなさそうなら………と悩んでるダリ先生と嘘でしょ、まさかねとこんがらがっているあなた。そんなあなたにトドメをさすようにダリ先生は形の良い唇をあなたの耳に寄せて
と。
混乱しているあなたを置いて
と立ち去る。
宿題の答え合わせは……卒業の日に。その言葉をダリ先生は口に出すことはなかった。教師と生徒というこれ以上ないほど単純で複雑な関係が終わる時、彼氏と彼女という世界で三番目に素敵な関係になろう。そうしてお互いの好きが変わらずもっと二人で幸せになりたくなったら夫婦という世界で二番目に幸せな関係になろう。それでもって親になって子供がいて世界で一番最高な家族になろう。最期に笑って二人で幸せな国に行って何時までも………なんて君が知ったら笑うかな?それとも君は喜んでくれるかな?愛しいヒトの反応を思い浮かべて一人微笑んだ。
あなたはあなたで、愛しいヒトの名を呼び、そのヒトと迎える未来を思い描く。飽きっぽい悪魔がこれほど長い期間あなたのことを想い続けていたと知ったらあなたは笑うでしょうか。
思いがけず互いが互いのことを愛しく想い、そして鍵をしてしまっていた不器用な二人。あなたが生徒でなくなる日、教師と生徒の関係に終止符を打つために心の鍵を開けて伝えよう、この心が焦がれるほどに燃え上がった想いを。そしてもしも、両想いだったらその時は…………今日、躊躇ってしまった口吻をしよう。幾星霜を経て積もり積もった愛の言葉を紡いだこの唇で。今度こそ恋人として。
ーーーーーどうかこれから先、あなたが/君が隣で笑っていられますように。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。