あなたside
ん、
え、もう朝?
はぁ〜、
げっ、机で寝てるんだけど
最悪・・・
そーいえば、昨日、雄英について調べたんだった。
雄英ねー、
ヒーローか・・・
あなた お母さん・・・、
よぉし、ちょっと買い出し行くか!
あなた 行ってきます。
えーと、今日の昼ごはん何にしよー
??? あ、あの、
あなた ん?
??? き、昨日はその・・・凄かったですね。
あなた 昨日? あー、あの強盗の?
??? は、はい、
あなた え、ありがとう、でも警察がちょっとね
??? 警察・・・
あなた そ、口うるさくてさ〜、んで、なんか用?
??? あ、えと、ほ、本当に昨日のって個性使ってないんですか?
あなた 個性?
??? 昨日、個性は使ってませんって
あなた あー、そゆこと
??? そう言うことって?
あなた んー、でも言わない。
??? え、なんでですか?
あなた だって、私があんたに言うメリットないもん
??? そ、それは・・・
あなた 私に、いい感じの条件出せたら言ってあげてもいいよ?
??? じゃ、じゃあ、もしかしたらもう決まってるのかもしれませんが
あなた うん、
??? 進学先を与えます。
あなた 進学先?
??? 雄英高校って、知ってますか?
あなた 知ってるけど・・・
??? そこへ、入学できるチャンスを上げます。
あなた チャンス?
??? 入学できるかはあなた次第ですが・・・
でも、合格できるのは至難の業です。
こんな、不安定な交渉ダメですよね。
あなた その話のった!
??? え?
あなた 雄英、意地でも行ってやる
??? え、でも相当難しいですよ?
あなた だいじょーぶ、私、強いの
??? ・・・
あなた あ、じゃあ教えるわ、どうやって、アイツ倒したか
??? は、はい、
あなた あれ、実はね・・・・・・
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。