重たい空気が流れるなか、
赤いサイレンが部屋中に響き渡った
場は慌ただしくなる、各々
武器を取り準備をしていた
彼女がそう言うと彼らはふっと
笑い「後方支援な」と言っていた
…… ひどいビフォアアフターなこと
全員、輸送車に乗り込み無言の
時間が始まった
嫌そうに隣に座る葛葉さんは
横目で私を見てくる
嫌味、…… けれど無関心ではないんだ
なんて思うと少し口角が上がる
そう言ってきた、するとレイナさんが
「大丈夫です、私がフォローします」と
にっこり笑顔で言ってきた
短い言葉でそう言った、別に
コミニケーション取るとか…… そんな
ことこれっぽっちも思ってない
輸送機が着陸し、扉が開く
冷たい風が肌に触れる
「行くぞ」と葛葉さんは先陣を切った
地面に降りた瞬間、妙に違和感を
感じた。静かすぎる……
隣にいたイブラヒムさんも
そう言った。そして少し経ったあと
銃声音が耳に入ってくる
双方、戦闘体制を取り武器を構えた
敵兵は想定の3倍。チッと舌打ちが
聞こえてくる
冷や汗が額を通る中、ただ1人……
呆然と敵を観察していた。
レイナさんと目があう
その後ろで敵が私に銃を向けて発砲した












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。