第20話

六人で集まって
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2026/02/11 08:00 更新
 新明翔命side.


やっと終わった...

そう思いながらくたびれながら
時計を見てみる。


今の時刻__0時30分


......まぁ、今日は早い方か...。



母親はまだ帰ってきていない。
というか、帰ってきたとしても暴力と暴言を俺にもたらすだけ。


いっつもそうだ。


息子である俺のことなんか見てくれやしない。



所詮、間違いで生まれてしまった俺のことなんて
母親は見ないし、うざったるいだけだ。


だから、犯罪盗みもさせられた。



......本当、
新明 翔命
新明 翔命
俺の人生って...何なんだろう......
 〜翌日〜

いつも通り六人で登校していると
藍くんが、俺らの方を向いて
夜桜 藍
夜桜 藍
ねぇねぇ、今日の放課後って空いてる?

そう聞いてきた。


えーと...今日だっけ?
なんかあったかなぁ......

寝不足な頭をフル回転させて
今日の予定を思い出した。


そう考えている間にも
皆はどんどん答えていっていく。
来栖 遊馬
来栖 遊馬
僕は特にないけど?
白瀬 琳斗
白瀬 琳斗
ぼ、僕も特には...
蕾佳 樹
蕾佳 樹
僕も特にないですね
天宮 星音
天宮 星音
...俺もないけど
夜桜 藍
夜桜 藍
翔命は?
新明 翔命
新明 翔命
えーと...

予定...予定?


特になかった...よね?昨日頑張ったし...

うん、特にないね!!!
新明 翔命
新明 翔命
俺も特にないよ〜
夜桜 藍
夜桜 藍
あ、じゃあ六人でさ、勉強会でもしない?
5人
勉強会...?
夜桜 藍
夜桜 藍
そ!ほら、定期テストも近いし、仲も深まると思うしちょーどいいかなぁって!
来栖 遊馬
来栖 遊馬
確かにいいね
白瀬 琳斗
白瀬 琳斗
勉強...ちょっと自信ないから、お願いしたいかな...
天宮 星音
天宮 星音
...まぁ、いいんじゃない?
蕾佳 樹
蕾佳 樹
僕もいいと思いますよ
新明 翔命
新明 翔命
...
夜桜 藍
夜桜 藍
あれ?翔命?
新明 翔命
新明 翔命
いいけど...その代わりにらんらんいっぱい教えてね????
夜桜 藍
夜桜 藍
ぁ...終わった...
来栖 遊馬
来栖 遊馬
どんまい
白瀬 琳斗
白瀬 琳斗
なんで...?
天宮 星音
天宮 星音
...翔命くんは勉強が苦手だからね
蕾佳 樹
蕾佳 樹
その度に藍さんが必死こいて教えてるんですよ
夜桜 藍
夜桜 藍
あー(T^T)
来栖 遊馬
来栖 遊馬
あらら、泣いちゃった
白瀬 琳斗
白瀬 琳斗
ど、どんまい...
新明 翔命
新明 翔命
ってことでらんらんよろしくね〜
夜桜 藍
夜桜 藍
はい...
今日は午前授業の日だったから
それぞれ1回家に帰ってからまた”秘密基地”に集合することになった。



久し振りだなぁ…
”秘密基地”に六人全員・・・・で集まるなんて




小学生ぶりくらいかな...




ほんと、”あの時”からは想像もできないなぁ...


勉強会だけど楽しめる予感しかしない...!



久し振りにワクワクとした気持ちを
抱きながら、俺は家から出て”秘密基地”へと歩みを進めた。

 ~Notside.~



翔命が家を出てから
数分がたった頃、家に一人の女性の人影が現れた。


その女性は、
机の上においてあった翔命が置いていった




「”秘密基地”までの地図」



それを手に取り、こう一言呟いた。
?¿?¿?¿
あんたなんか、幸せになる必要はないのよ

その横顔は
酷く醜いほど歪んでしまっていた。



そして、その場に留まった後
ゆらゆらと不規則な歩みで、翔命が行った所へと
歩みを進めていった。

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