「カタカタカタカタ____」
20xx年
夕暮れ、とある町の地下室から聞こえてくるキーボードの打ち込みの音
その場を訪ねてしまうと_____
『取り返しのつかないことになってしまう』
「コトコトコト…」
コーヒーを注ぐ音だけが研究室に響く
そして、部屋の中にコーヒーのいい香りが広がる
この子は“時透無一郎”。
数年前、僕の研究室の前に迷い込んできた男の子。
その時、ちょうどいい実験体がいなかったので、数年前から母親と洗脳させて過ごさせている
そういって、僕は研究室のドアを開ける
ここにはAIがいて、無一郎に半強制的に勉強を教えている
僕は無一郎を褒める。
人間は褒められたら伸びるから。
そして、そのAIから送られてきた無一郎の行動全てをコイツに学習させる。
まあ、もう無一郎のお役目は無くなるけど















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!