第34話

希望ーー33話
125
2024/04/11 12:55
橙くんは、ベッドのシーツを取り替えて桃くんを休ませる。

桃くん
ジェル先生ッ。。。ありがとうございますッ。。。ッ。。。はぁっッ。。。
橙くん
気にしないでください^^俺もいます^^さとちゃん先生は休む事だけ考えてください^^
桃くん
はいッ。。。^^本当にありがとうございますッ。。。^^
橙くん
はい^^^^(桃くんを優しく抱きしめる)
桃くん
^^^^ッ。。。はぁっッ。。。(胸をおさえる)
桃くんは胸をおさえ苦しそうだが、静かに眠りついた様子だった。
橙くん
。。。さとちゃん先生。。。(どれほど苦しい経験をしてきたんやろ。。。さとちゃんの両親が許せん!!)
橙くんはずっと桃くんの隣にいて見守っていた。その時、桃くんのポケットからあるものが落ちてきた。
橙くん
???(なんや??)
病院から処方された眠剤、薬局で購入した眠剤が桃くんのポケットから落ちてきた。
橙くん
。。。さとちゃん先生。。。
橙くん
。。。(眠剤服用しているのは知っているけど、こんなにあったとは。。。しかも、病院以外のも。。。)
数時間後。

桃くん目が覚める。
桃くん
。。。。!!!!あれ??
橙くん
^^^^さとちゃん先生^^目が覚めましたか^^
桃くん
あ。。。ジェル先生^^(久しぶりに寝たという感覚を味わえた。。。)
橙くん
^^^^さとちゃん先生^^今日も一緒に帰りましょう^^俺の家でご飯食べてそのまま、俺の家にお泊まりして明日はお出かけ^^^^
桃くん
は。。。はい。。。^^^^ありがとうございます^^今は何時ですか??
橙くん
もう15時です^^
桃くん
え!!!!待って。。。授業。。。ッ。。。
橙くん
さとちゃん先生。落ち着いてください。授業は大丈夫です^^副担任にお願いしたので^^さとちゃん先生は無理しすぎなんですよ。きちんと休んで、また月曜日、元気に少しずつしていけばいいんです^^俺も側にいます^^
桃くん
はい^^^^ジェル先生^^いつもありがとうございます^^
橙くん
いえいえ^^落ち着いたら帰りましょう^^
桃くん
はい^^^^(ジェル先生に迷惑かけてしまった。。。)
桃くんはまだ、眠剤がポケットから落ちてしまった事を気づいていない。

桃くん、橙くん一緒に帰る。
橙くん
さっちゃん^^^^
桃くん
!!!さっちゃん。。。!!!あっ。。。俺か。。。笑笑どうした??ジェル^^^^
橙くん
^^^^さっちゃん、今日の夜ご飯何が食べたい??^^^^
桃くん
あ。。。うん。。。。ジェルのご飯は本当に美味しいからなんでもいいよ^^^^(今まで、ご飯だけとか、食パン1枚と牛乳のみとかだったから、食べ物のメニューとかおかずとか全然わからないんだよな。。。)
橙くん
さっちゃん^^(抱きしめる)
桃くん
ジェル!!!なんだ??急に。。。??
橙くん
俺はずっと側にいる。俺はさっちゃんを絶対に離さないから、さっちゃんも俺から離れないでな??
桃くん
ジェル。。。^^^^当たり前だよ。ジェルから離れるなんて考えた事もないよ。ずっと一緒だよ^^ジェル^^感謝しかないよ。本当に^^
橙くん
さっちゃん^^^^((o(^∇^)o))
桃くん
ジェル^^^^(ジェル。本当にありがとう^^)
橙くん
ほんまに夜ご飯何にしようか〜^^(歩きながら考える)
桃くん
^^^^(。。。ご飯だけ。。。パン、牛乳のみ。。。)
過去の記憶。パニック発作症状。

母親『ほら!!!(母親は乱暴にパンと牛乳を桃くんの目の前に置く)』

父親『さっさと食えよ!!!(タバコの火を桃くんへ向けてくる)』

過去の桃くん『。。。ッ。。。はぁっッ(急いで食べる)』
桃くん
はぁっッ!!!!ッ。。。。(胸をおさえる)
橙くん
。。。さっちゃん。(抱きしめる)
橙くんは桃くんの異変にすぐ気づき、身体抱きしめる。
桃くん
^^^^ッ。。。はぁっッ。。。大丈夫ッ^^大丈夫だからッ。。。(胸から手を離す)
桃くんは橙くんに心配かけたくなく、胸から手を離すが橙くんは桃くんの手を桃くんの胸へ戻す。橙くんの手を桃くんの手の上へ重ね桃くんの胸を優しくなでていく。
橙くん
。。。さっちゃん。強がりすぎ。今は、俺しかおらん。(胸を優しくなでて、身体を優しく抱きしめる)
桃くん
はぁっッ^^^^本当にッ。。。大丈夫ッ^^^^ありがとッ^^^^ジェル^^
橙くん
さっちゃん。この状態が、本当に大丈夫って思うんか??
桃くん
。。。。ッ。。。。ジェルッ。。。
橙くん
さっちゃん。発作の症状、悪化している。俺は、さっちゃんが辛そうで苦しそうで、俺まで苦しくて辛い。だから、共に助けあって乗り越えていきたい。さっちゃん、俺は何度も言うで。人は助け合って生きていくんや!!人は1人では生きていけない!!
桃くん
うん。。。ッ。。。^^^^ジェルッ。。。ありがとッ^^^^そうだよな!!
橙くん
さっちゃん^^^^(絶対に離さないで!!)
近くの椅子に座り、桃くん橙くん休む。
桃くん
ありがとう^^ジェルッ。。。^^はぁっッ。。。落ち着いたよ^^^^
橙くん
^^^^良かったで^^さっちゃん。ほんまに1人じゃないからな。(真剣な目つきで桃くんに伝える)
桃くん
うん^^ありがとう^^(震えている手で橙くんの手を握る)
パニック発作症状、手の震えがまだ残っていた。
橙くん
さっちゃん^^^^(両手で桃くんの手を優しく握る)
桃くん
^^^^
再び、桃くん、橙くん手を繋ぎ商店街を歩きまわる。
橙くん
さっちゃん何がえぇかな^^^^
桃くん
そうだな^^^^
橙くん
!!!ごはんとほっけ、茶碗蒸しにしようか!!^^^^今日は少しヘルシーにしよう^^^^
桃くん
^^^^ありがとう^^ジェルのご飯はいつも美味しいから幸せでしかない^^^^(茶碗蒸し、ほっけ、はじめて聞くな。。。なんだろう??^^^^)
橙くん
^^^^さっちゃん^^^^ワクワクやろう^^((o(^∇^)o))楽しみにしててな〜^^^^
桃くん
うん^^本当にありがとう^^
橙くん
えへへ((o(^∇^)o))
桃くん
^^^^(本当にジェル最高)
橙くん、桃くん手を繋ぎながら橙くんの家へ。茶碗蒸し、ほっけは家にあるので買い物はせずそのまま橙くんの家へ向かう。

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