夜になって、私の部屋にみんなが続々と
集まってきた。
ベッドの上、持ってきてくれたお布団の上に
それぞれ座って、ジュースが入ったコップを手に取った。
いえーーーい!!と声を上げて
乾杯をする面々。
私の部屋に全員集まると少し狭い感じがするけれど
みんなと一緒にいられるのが嬉しくて
そんなことは全く気にならない。
なぜかみんなもっちもち、つやつや、毛穴一つない
キメの整ったきれいな卵肌。
私の鼻なんて毛穴開いてるんだけど、!!
っていつもみんなの肌を見てはうらやましい
女子トークに花を咲かせ、
どんどんお菓子をとる手が動く。
皆で今度コスメを買いに行くことになった。
一度、女子トークが収まった。
ケロケロ、と笑う梅雨ちゃんが可愛くて
みんなも頷いた。
皆さん、とやおももが話を切り出す。
わっと一気に盛り上がって、
きらきらと瞳を輝かせて
前のめりに私のほうへ寄ってくる。
両手で皆をもとの位置に押し戻す
かああ、と顔が真っ赤に染まっていくのが
自分でもわかった。
今の私は情けないくらいに、赤い顔をしていると思う。
心臓がどきどきうるさい。
あの時を思い出すだけで、
こんな風になってしまう私はどうかしている。
私は皆に視線を移した。
私の声が、みんながいる部屋に溶けていく。
しーん、と静まり返った部屋にいたたまれなくて、
私はおずおずと顔を上げる。
みんなの可愛い顔に驚きが広がっていって
静まり返った夜の空に、
みんなの大きな大きな声が響いた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!