第13話

# 010 .
360
2026/02/11 01:00 更新




 そして、約束の時。


 私は朝起きてむくみを取って、
 超ナチュラルというか身だしなみレベルの
 メイクを完成させた。


中島あなた
 わーーーん 
 こういう時に限って前髪決まらない 




 朝から鏡と格闘してはや、1時間
 やっとうねっていた根元をまっすぐ伸ばして
 綺麗に整えることができた。
 くせ毛には、ケープは必須なので
 思いっきりぶっかける。


 そんなこんなしていると、約束の時間まで
 あと15分になっていた。


中島あなた
 やばいっ 



 私はバタバタと着替えて荷物をもって部屋を出た。

 少し、高鳴る胸には気づかないふりをして。














 共有スペースにつくと、すでに上鳴は座って待っていた。

 その横顔が、何故かとてつもなく綺麗に見えた。
 通った鼻筋と伏せた長いまつげが
 端正な雰囲気を醸し出していて。


 そうだった、この人、顔はすごく整っているんだった。
 今更、そう思う。


中島あなた
 おはよ、上鳴 
上鳴電気
 お!おはよー中島! 



 朝から、太陽のように眩しい笑顔。
 白い歯が映える、明るい黄色い髪。

 なんだか、あまりにも眩しくて。
 私は思わず目を逸らした






上鳴電気
 さて、そろそろ始めますか 
中島あなた
 う、うん 



 直視できない眩しさの彼。

 なんでだろう。今日は一段とキラキラしている。

 隣から香ってくる、爽やかな柔軟剤の香りに
 私の頭はクラクラした。




切島鋭児郎
 お、上鳴と中島じゃねえか 
耳郎響香
 めずらしっ!勉強してる 
瀬呂範太
 お前ら頭でも打った? 
葉隠透
 えっ、何!二人いい感じなの!? 




 二人で勉強していると、
 ぞろぞろと共有スペースに降りてくる面々。

 私は透の声にぴくりと反応する  



中島あなた
 ちがっ、 
上鳴電気
 マジ?そう見えるなら俺嬉しいわ 





 ニカッと真っ白な歯を見せて、
 その大きな目を細めて、
 太陽のように笑った彼。


 どうして、こんなにも彼の笑顔が
 輝いているのだろう。





 ああ、と私は腑に落ちる。
 私、上鳴のことが








 ____________気になってるんだ。





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