第4話

- No.2 怪盗ウルフを捕まえろ -
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2024/08/30 08:00 更新
豈間警部
豈間警部
この藍玉アクアマリンの指輪、高いやつなんだ。宝石店の店長からも絶対に守って欲しいと言われている。お願いだ、なんとかして指輪を守り、怪盗ウルフを捕まえてくれないか
 そんな言葉に、俺はえっ、と思わず声を出してしまった。
豈間警部
豈間警部
きみはこんなあからさまな犯行を阻止するなんて、と思うかもしれない。だが、ヤツは高い身体能力を誇る。優秀な探偵である君に捕まえてもらいたい。店長も君を名指しだったんだ。頼む
 豈間あにま警部が頭を下げてお願いしてくる。だが、俺の懸念点はそこではないのだ。
 …怪盗ウルフを捕まえるのは、「CodeName:FISH」としての俺にとって、仲間を捕まえることに他ならない。しかし、ここで断ったり、怪盗ウルフ…『WOLF』を逃してしまえば「名探偵さぁーもん」という名前に傷がつくことになる。探偵業と怪盗業、どちらかを優先するのは避けたい。ななっし〜も『WOLF』も…俺の大事な"仲間"だから。
nn
nn
…ししょー、受けたらどうですか?
 しかし、ななっし〜もそう言ってくる。もう受けない手はなさそうだ。
sm
sm
…わかりました、受けます。怪盗ウルフを捕まえればいいんですよね?
豈間警部
豈間警部
ああ。いつも通り、捕まえた後は警察で対応する
 俺は軽く頷きながら、必死に考えを巡らせる。どうやったら依頼を達成し、かつ、『WOLF』を助けられるか。
鳥間巡査
鳥間巡査
ありがとう。あいつ、私の屈辱なの。お願いね
 後ろに立つ鳥間とりま巡査からそう声をかけられる。俺は笑顔で頷きながら、じゃあ自分で捕まえりゃいいじゃん、と心の中で言い返しておいた。
sm
sm
…それでは、作戦でも立てましょうか?正直言って俺はあいつと真っ向勝負して勝てる気がしません。ある程度の罠は必要だと思います
豈間警部
豈間警部
ああ、そうだな。宝石店の店長からは出来る限りなら金も出すし、何をしてもいいと言われている。少し作戦を立てるか
 そう言って警部は宝石店の設計図を取り出す。巡査が後ろでメモを構えたのがわかった。おそらく、ななっし〜も俺の後ろでメモを取っているだろう。
 話し合いの結果、あまり高価ではない罠をたくさん設置することにした。『WOLF』はポンコツなので、数を仕掛けておけばハマるだろう、という見解だ。
豈間警部
豈間警部
罠はこちらで設置しておく。それでは、今日の深夜2時、宝石店に集合だ。よろしく頼むよ
sm
sm
はい、こちらこそよろしくお願いします
 こうして、警部たちは探偵事務所を後にした。
nn
nn
意外と話し合い長引いちゃいましたね。今、昼食作ってきます
 そう言ってななっし〜は台所へ駆けていった。時計を見れば、もう昼の11時。思ったより話し込んでいたようだ。
 
 昼食をとった後は、各々作業の時間とする。俺は情報収集に見せかけて、ボスからの連絡を確認したり、『WOLF』を助ける方法を考えたりしていた。
sm
sm
(んー…WOLFは失敗しちゃダメ。俺も失敗しちゃダメ。となると__に失敗してもらうしかないよね)
 正直失敗するよう仕向けるのは心苦しいが、『WOLF』を助けるのと天秤にかけるようなものでもない。
sm
sm
(…よし。腕が鳴るな)
 俺は、自分も『WOLF』も失敗しないようにする"計画"を立て始めた。
 深夜2時。俺たちはあれから3時くらいに軽食を食べ、仮眠をとった。そういえば今日は1.5食くらいしかとっていないので少しお腹が空いている。
豈間警部
豈間警部
それじゃあ、罠を説明する
 この場にいるのは俺とななっし〜、豈間警部に、宝石店の店長だけだ。鳥間巡査は今はお留守番らしい。捕まえる時にパトカーに乗ってくるようだ。
豈間警部
豈間警部
まず、ここ。糸に足を引っ掛けたら刃物が発射されるシステムだ
 入り口のところに、早速罠があった。よく見れば透明の糸がある。これに触れると、刃物が発射されて首に突き刺さるらしい。初手からかなり鬼畜だ。
 普通犯人に危害を加えてはいけないが、WOLFは生半可な攻撃だけだとすぐ回復する。生きられるかどうかの致命傷を与えなければいけないそうだ。
sm
sm
…怪盗ウルフのことだし、これで普通に捕まる気がします
豈間警部
豈間警部
まあ、念には念を入れて。中にもある
 端にある解除装置に警察用のカードを入れたら開くらしい。コードよりよっぽど安全だ。ちなみに、俺はこれの簡易版を持っているので、『WOLF』にカードを渡せばこの罠は回避できると思っている。
 中の床はタイルだ。よく見ると、へこんだり出っ張ったりしている。
豈間警部
豈間警部
これの出っ張っている場所は、踏めば警報が鳴る。ついでにタイルが崩れて落とし穴になる
 本当にこれ安かったの?と聞きたくなるが、警察業界ではこれは普通の罠なのだ。恐ろしい。
 これがたくさんあるタイルのうち3割ほどに仕込まれているらしい。よく床を観察しなければ気づくまい。
 ちなみに、一帯がこの罠タイルでできている理不尽ゾーンもあるそうだ。それが例の「藍玉アクアマリンの指輪」の周りである。
 この罠の解除方法はコード入力だ。端にある小さな入力機に10桁のコードを入力し、合っていれば停止し、間違っていればその場で落とし穴が反応して警報が鳴るそうだ。なかなかの鬼畜仕様である。
豈間警部
豈間警部
最後にこれ。レーザー装置だ。この透明のケースに触れた瞬間にレーザーが発射される。今回のレーザーは麻酔が入っているから、その場で倒れるはずだ。うまく倒れればさっきのタイルが反応する
 指輪は透明のガラスケースの中に入っていた。解除方法はなく、警察のみが持っている手袋をはめていたら反応しないらしい。
nn
nn
…これだけ罠があれば、怪盗ウルフは捕まりそうですね
豈間警部
豈間警部
君たちは隠れていて、ヤツが倒れた瞬間に捕まえる。捕まえるのはさぁーもん君にやってもらって、引き渡しを俺たちが行う予定だ。警察がいるとよくないので、捕まったことが確認されてからパトカーを持ってくる。近くに覆面パトカーを止めているが、数分時間がかかるので、その間の時間稼ぎを頼んだ
sm
sm
わかりました
豈間警部
豈間警部
それでは、俺たちはこれで失礼する。店長は安全な場所に隠れておいてください
 豈間警部が敬礼する。俺は軽く頷いて答えた。
 俺たちは物陰に隠れ、怪盗ウルフの…『WOLF』の到着を待つ。
sm
sm
(…これからだ)
 スマホを見る。時刻は午前3時になろうとしていた。
 ポップアップ通知で『WOLF』から「了解!任せろなのだ!」とメッセージがきているのがわかる。
 俺はこっそり持ってきた怪盗グッズを使って、カードを彼女の元へ転送する。
 …俺ができることはやった。あとは、彼女次第。
sm
sm
(さて、どうなるかな?)
めめ
めめ
最後まで読んでくれてありがとう!
めめだよー!
るーぺ
るーぺ
るーぺです!
めめ
めめ
さて、やっとあらすじの内容に突入してまいりました…!
次回はおどろくちゃん視点でお送りします!
めめ
めめ
ちなみにこの両方とも助ける方法、めちゃくちゃ頑張って考えました…w
めめみたいなお馬鹿さんには難題だったなぁ…
るーぺ
るーぺ
そんな人が天才が主人公の小説を書くべきではないと思いますけどね
めめ
めめ
書きたかったから仕方がない。本能には抗えないのだ!!()
めめ
めめ
藍玉アクアマリンの指輪編はあと3話に分けてお送りします!明日も投稿されるのでお楽しみに!
めめ
めめ
昨日の話だけどデイリーランキング79位入ってました!ありがとうございます!
るーぺ
るーぺ
シリーズの⭐️お気に入りいいね👤フォローしてくださると主さんが嬉しさに溶けます(?)
めめ
めめ
外はカリッ、中はトロッになるかもしれない(?)
💬コメント💡スポットライトもよろしくー!
お礼イラスト次回載せます!
るーぺ
るーぺ
それではまた次の機会にお会いしましょう!
めめ
めめ
おつめめー!
るーぺ
るーぺ
おつめめです!
【次回予告】
(…ここか)
<もっちろん。あたしに任せるのだ!>
(あたしを侮ってると痛い目に遭うのだ〜!)
__〈- No.3 宝石店へ、いざ侵入! -〉2024/08/31 17:00投稿__

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