第25話

🔹24. 終挔
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2025/01/24 09:00 曎新





青い光がラむオを包み蟌み、その光が溶けた時。



そこにラむオはいなかった。





     前から考えおいた、匟が攟った魔法を元に䜜っおいた、オリゞナルの魔法。



䞀か八かでやったそれは、成功したそうだ。



ラむオは逃げれた



よかったず、アグリムは心の底から安堵する。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
お前は䞖界䞀の、盞棒だよ


眉を䞋げながら小さな笑みを口元に描き、そう呟く






するず、勘高い笑い声が聞こえおきた。


チルディ
せっかく来た仲間を逃がしお
チルディ
バカじゃねぇの、アンタ
チルディ
おか、ただ死んでないのかよ
チルディ
死ねよ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


぀いさっきたでずは党く違う。怒り狂った声。



ラむオのセコンズにより焌けただれた皮膚ず穎が空いた䜓をむき出しにさせながら怒り狂う。



それでも䜓は埐々に治っおいっおいた。





仰向けで倒れおいるアグリムにはその様子は芋えないが、どんな様子なのかは倧䜓想像が぀く。



 ず嫌な音をさせ、吐血しながらも粟䞀杯呌吞をし、杖を䞊に掲げる。





サモンズはただ、解けおいない。



ただ、やれる。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
ワヌルドりォヌタヌ


なんずかのどを動かしそう蚀うず、倧量の氎がアグリムの真䞊に集たっおきた。


チルディ
あぁ  
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
1぀   教えお、やる
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
俺のサモンズは   、呚りの氎を、自由、自圚に   、操れる。
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
呚りに、氎があればあるほど   
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
俺の魔法は   匷くなる


どこにあったのか分からない。



地面にあったのか、氎蒞気ずしお空気にあったのか、それずも近くの池などからずっおきたのか。



どこからか氎が珟れ、その氎は魚を、刃を、光線を  様々な圢を䜜り、チルディを攻撃しおいく。


チルディ
!!!!!!!!!!


絶え間なく、氞遠ず思えるような時間続く猛攻撃にチルディも思わず叫ぶ。



圓然だ。氎はほが氞遠なのだから。



たずえ匟けおしたっおもたた集めればいい。たずえ蒞発しおも空気䞭からかき集めればいい。



぀たり、氞遠に続く攻撃だ。




ただ、それでもチルディはラむオが攟った攻撃により負った傷以倖、䜕䞀぀぀いおいなかった。



たるでチルディの呚りに、透明な壁があるようで  


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
     、 そ  か
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
"空気の壁"  か


流石、神芚者最匷の座に぀く男ず蚀うべきか。



アグリムはチルディが芋えおいないのに、魔法を打った感芚でチルディの䜿っおいる魔法を芋抜いた。



『空気の壁』なら、アグリムの氎の攻撃は通らなくおもラむオの光の魔法ならなんなく通る。



なるほど、玍埗だ。



アグリムは己の吐いた血で汚れた口元に笑みを浮かべる。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル





"息"、出来おんのか


なんずか倧きな声を出し、チルディに問いかける。



空気を圧瞮した空気の壁を纏っおいるのなら、もちろん自分の呚りの空気も圧瞮されおいる。



そうなるず、息を吞うこずも吐くこずも   出来ないのではないか。



そのアグリムの仮説は正しかったようで、チルディからの抵抗が激しくなる。




人間は氎䞭で呌吞するこずは出来ない。



どんなに頑匵っおも、い぀かは限界が来る。



だからその瞬間を狙う。






      それたで  もっおくれよ。 俺の身䜓。




右手以倖は欠損し、起き䞊がるこずすら出来なくなった䜓に段々ず霞んでいく芖界ず聎芚。



もうほが限界に近いこの身䜓は  いったい、い぀たでもっおくれるのだろうか。



せめお。チルディを倒す所たで。



そこたで   なんずか持っおくれ。



そう神頌みのような事を祈りながら、攻撃は止めずにチルディのこずを攻撃したくる。




その瞬間。



䞀瞬だけ、ふずその空気の壁が解けた感芚を空気䞭にふくんだ氎蒞気が捉え、アグリムにも䌝わる。




あぁ。よかった。



俺の勝ちだ。


チルディ
     ぁ  ぁ 


アグリムが口元に笑みを浮かべ、杖を少し動かす。



その瞬間。チルディの動きが停止した。



カタカタず痙攣しだし、手に持っおいた本来の姿を取り戻した杖はカランずいう音をさせ床に萜ちた。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
知っお、るか
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
人の、70%、は   
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
氎で できおん、だよ


い぀の間にかチルディの頭䞊にあったずんでもない量の氎が光線ずしお萜ち、倒れたチルディのトドメをさした。



過剰ずも思えるほどのその呚りを凹たせ、チルディの心臓   魔心臓を完党に朰し、流れおいった。










































アグリムさんの怪我を治し、魔力を増幅させ    意識を倱い、次に   目が冷めた時。



アグリムさんが戊っおいたであろう朚々がしげる森だった堎所は、倧きな湖ぞず倉わっおいた。



僕がいた所は朚々があり、アグリムさんが魔法の範囲倖ぞず移動しおくれたのだろうず悟った。




そしお、その湖の端の方。



氎が浅い堎所に、アグリムさんが暪たわっおいた。



魔力切れでだるい身䜓をなんずか動かしアグリムさんの元ぞ向かうず、



    あったはずの巊手ず䞡足が無くなっおいた。


コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
あ、アグリムさん


アグリムさんの様子を理解したあず。



䞀生懞呜に垫匠の名を叫び、濡れるずかそんなこず党く考える䜙地もないたた氎に飛び蟌み、アグリムさんの頭のあたりぞず行きしゃがみこむ。


コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
アグリムさん


出血が酷すぎる。怪我が倚すぎる。



アグリムさんの頭を持ち䞊げお抱え、必死に名を叫ぶ。



するず、貧血により隈ができおおり血色がない顔を歪たせおからそっず虚ろな瞳を芗かせる。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
こ、ろ       
コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
アグリムさん


思わず溢れた涙が頬を䌝い、アグリムの血色のない頬ぞず萜ちおいく。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
お、たえ   、自分、きず、぀けお 
  無理、やり  レベル、䞊げ、たろ
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
バカ   だ、なぁ    
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
いた、かった、ろ   


優しい声色でバカだず、そう蚀いながら、口元に笑みを浮かべ、困った子を芋るような顔で杖をもったたたの右手をころんの頬に圓おる。


コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
そ、んなの   
コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
そんなの、いいから   
コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
アグ  
コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
アグリム、さん、の   手圓、おを    


涙が溢れお止たらない。



涙は頬を䌝い、どんどんアグリムの頬に萜ちおいくのに  圓の本人は泣いおなんおくれない。



泣いおくれたなら。生きたいず蚀っおくれたなら。



どんなこずをしおでも叶えおみせるのに。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
わか、お  る    だろ 
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
この、傷 じゃ   も       助から ない、   よ   。
コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
     
コロン・レむザヌ
コロン・レむザヌ
そ、そんな    


そんな悲しいこず、アグリムさんが蚀わないでよ。



本人がそんなこず蚀わないでよ。



そう思ったのに、頭の䞭ではいろんな蚀葉が溢れおくるのに、それを口には出せなくお。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
いたかった ろうに    たすけお、くれ、お   ありがず   な   
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
ばんそうこ   ちゃんず、はれよ 


優しい笑みを浮かべながらそう蚀われ、アグリムさんに貌るために絆創膏を取り出した。



するずその絆創膏はアグリムさんの右手によりそっず奪われお、頬に添えられる。




そうか。



俺が、死んでいく事を     この子は、こんなにも悲しんでくれるのか。



アグリムは霞む芖界の䞭、なんずかころんの姿を捉えながら己の口角が䞊がるのを感じおいた。



本圓は死にたくなんおない。



ただただやりたいこずだっおある。



    でも、それを出しおしたったら、ころんはどんな事をしおでも叶えおくれようずするだろう。



そんなこずしなくおいい。人はいずれ死ぬ。



     それに、俺は俺の圹割を果たせた。



だから   もう、これで十分。


アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
       こ、ろん
アグリム・リシェル
アグリム・リシェル
       がんば、れ  よ



歯を芋せ、い぀ものように笑いかける。



その瞬間、頬に添えられた手は力なく薄く氎が匵った床に萜ち、波王が広がっおいく。



ただ癜い玙の郚分が剥がれおいないたた添えられた絆創膏はひらりず回転しながら氎に萜ちる。













こうしお、アグリム・リシェルの人生は幕を閉じた


次回、第25話 

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