思わず「会った?」って聞いてるあたし。
なんでそんなこと言ってるんだろう。
今は凄く後悔してる。
未玖姉の事は知ってそうだな…
探し当てるキッカケになったら尚更凄いけど。
話によると、マエルは
あたしが未玖姉と一緒に
過ごしてた時に所属した騎士団の
メンバーで、魔術専門だったらしい。
マエルが見せてた「何処かで見たことの
あるような雰囲気」っていう事実と
辻褄が合った。
やっぱり、マエルも未玖姉の事は
気になってるみたいだ。
そんなに有名なんだね…
「未玖姉の事を知っている」
ただそれだけの事実に衝撃が走るあたし。
これはいい機会だと捉えたあたしは、
マエルから、色んな事を聞いてみることにした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。