第10話

恋でもない、愛でもない
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2023/11/04 11:33 更新
蒼い空、通り抜ける風
駄菓子屋に行った帰り、ベンチで休んでいた江戸川とあなた。
あなた
乱歩さん、ビー玉要ります?
きらきらと光っているラムネを片手に、彼女は言う
江戸川乱歩
え、いいの!?
ラムネのようにキラキラした目で言う名探偵
あなた
勿論
 
あなたside

...嗚呼、どうしてこの人はこんなにもきらきらしているのだろう
乱歩さんに拾われて1週間、ずっと考えていた
恋でもない、愛でもない
この気持ちは何だ
江戸川乱歩
あなた、これいる?
ポッキーを一本、手に取り此方に向けてくる乱歩さん
あなた
...はい
其れを貰い、口に加える
江戸川乱歩
...なんか考え事?
いつも自分の事しか話さない乱歩さんがこんなこと聞いてくるなんて珍しい
あなた
乱歩さんなら判るんじゃないですか?
江戸川乱歩
...僕は異能力者だから、眼鏡を掛けないと判んないよ
あなた
...そうですか。
乱歩さんが異能力者じゃないのは大体勘づいている
江戸川乱歩
じゃ、事件行くかぁ~!
乱歩さんは椅子を立ち、体を伸ばす
あなた
解りました
私も乱歩さんが買った駄菓子の袋を持って、椅子を立った
 
...私がこんな素敵な人の側に居ても良いのだろうか
すたすたと歩く乱歩さんの後ろを眺めながら、そんなことを考える
江戸川乱歩
お~いあなた、早く行くよ~
...今はそんなことどうでもいいか
そう思い、私は乱歩さんの方に小走りした

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