蒼い空、通り抜ける風
駄菓子屋に行った帰り、ベンチで休んでいた江戸川とあなた。
きらきらと光っているラムネを片手に、彼女は言う
ラムネのようにキラキラした目で言う名探偵
あなたside
...嗚呼、どうしてこの人はこんなにもきらきらしているのだろう
乱歩さんに拾われて1週間、ずっと考えていた
恋でもない、愛でもない
この気持ちは何だ
ポッキーを一本、手に取り此方に向けてくる乱歩さん
其れを貰い、口に加える
いつも自分の事しか話さない乱歩さんがこんなこと聞いてくるなんて珍しい
乱歩さんが異能力者じゃないのは大体勘づいている
乱歩さんは椅子を立ち、体を伸ばす
私も乱歩さんが買った駄菓子の袋を持って、椅子を立った
...私がこんな素敵な人の側に居ても良いのだろうか
すたすたと歩く乱歩さんの後ろを眺めながら、そんなことを考える
...今はそんなことどうでもいいか
そう思い、私は乱歩さんの方に小走りした












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。