第8話

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2026/10/10 05:00 更新






   ゲームは、そのまま続いた。


   さっきまで少しだけ重かった身体も、

   何本かラリーを重ねるうちに慣れてきた。

  
   ボールが飛んでくる。


   レシーブが上がる。


   僕は走る。


   誰が助走に入っているかを見る。


   そして、ボールを上げる。





   ____________________ ドンッ。





   また、誰かが打った。





.
 ナイス! 






   声が飛ぶ。





髙橋 藍
 あなたさん、もう一本! 






   藍くんの声が聞こえる。





あなた
 うん。 






   返事をして、構える。
 

   次のボール。

   今度は祐希さんがレシーブした。


   少しだけ乱れたけれど、十分上げられる。


   祐希さんが走る。

  
   僕はその位置を見る。


   ボールを上げる。





   ____________________ ドンッ!!





   ボールが叩きつけられる。





.
 ナイスキー! 
石川 祐希
 ありがと  笑 






   祐希さんが笑う。

   僕も、少しだけ笑った。


   気づけば、

   最初に感じていた違和感はなくなっていた。


   十年ぶりのコートなのに。





   まるで、

   ずっとここにいたみたいだった。





.
 ラスト一本! 






   誰かの声が響く。


   最後のラリー。

   相手の攻撃を山本さんが拾う。


   ボールが上がる。


   僕は走る。


   周りを見る。


   祐希さん。


   藍くん。


   小野寺さん。


   西田くん。


   みんなが動いている。

   その中から、一本を選ぶ。





あなた
 … 祐希さん。 







   _____________________ ドンッ!!





   最後のボールが相手コートに落ちた。





石川 祐希
 っし! 






   ゲームが終わる。

   僕は、その場で息を吐いた。





あなた
 …… 疲れた。 
小野寺 太志
 終わって一言目がそれなんだ  笑 
石川 祐希
 そりゃ、十年ぶりだもんね  笑 






   祐希さんが笑う。





あなた
 うん。 






   少しだけ間を置く。


   体育館を見渡す。


   ボールの音。


   選手たちの声。


   汗で重くなったシャツ。



   全部、懐かしかった。





あなた
 … でも、 
石川 祐希
 ん? 
あなた
 楽しかった。 






   自分でも、少し意外だった。


   祐希さんが嬉しそうに笑う。





石川 祐希
 でしょ?  笑 
あなた
 うん。 
石川 祐希
 じゃあもう一回やる? 


あなた
 …… それはだるい。 



.
 ははは  笑 
 




   体育館に、笑い声が響いた。














   交換宣伝です ♩

   身長が決して高くない主人公が、
   テクニックを武器に新世代エースとして
   活躍していくお話です。

   プレーシーンや主人公の心情が
   繊細に描かれていて、とても素敵な小説です ✨
   ぜひ読んでみてください .ᐟ‪.ᐟ

   素敵なお誘いありがとうございました ꒰՞ ܸ. .ܸ՞꒱ ♡











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