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第8話

8☆
501
2024/06/12 08:31
あーしごかれてるしごかれてる

先程の訓練兵君が目から汗を流し身を震わせながらシッマの特別訓練を受けていた

遠目からそれを眺めトンママから貰ったお握りを口へ運ぼうとしていると何故かその手を誰かに止められた
あなた
あ!?私のなんですけど!!
zm
うまっ
あなた
楽しみにしていたツナマヨが...
zm
ん?鮭やで
もはや具材なんぞどうでも良い

手首を捕まれたまま、涙目で睨んでも尚食べ続けるのをやめないゾムに空腹感を訴えた私の胃は限界を迎えた
あなた
ゾム嫌い...
瞬間一気に見開かれる翡翠色の瞳

焦ったように後ろ手から何かを取り出し始めた
zm
嘘やって!
ほら俺のやるからさっきのは撤回してや
あなた
...具は?
zm
ツナマヨ
あなた
よこせ!
zm
ん、口開けてや
あなた
あー...美味い
zm
1口ちっちゃw
また食われたらたまったもんじゃない...!

お握りを奪い取りゾムに取られないよう背を向け口へ運んだ
zm
もう取らへんってw
振り返ってみれば、目を細め笑うゾムが目に映った

何笑ってやがる...

無言で見つめてやっても相変わらずニタリと笑った表情に変化は見られない、なんならずっと飽きずに私を捕らえ続ける翡翠色の瞳に少々恥ずかしささえ感じた
あなた
見られてると食べずらいんだけど
zm
ええやん別に〜
背を向けたとてその度に私の正面に回り込んでくる。

一体何を企んでいるの?

落ち着かない食事とはこーゆーことを言うのだろう...なんて考えている内にツナマヨのお握りは無事私の胃の中へと消えていった


午後はシャオちゃんとタイマンだっけ?
約束事を思い出しその場から離れようと一歩踏み出す。

あれ?

歪んで見える地面を前に頭は?でいっぱいだった
ーーー
ーー
今朝は早起きして彼奴が大好きな具と隠し味を加えた握りを作っていた
sha
え!手作り?
めっちゃ美味そうやね
うっさいなぁ...

急に現れたポメラニアに「まぁな」と適当に返す

すると自慢げに口角を上げ話し出した
sha
今日な〜あなたとタイマンすんねん!
「知ってる」と適当にあしらえばシャオロンは口に手を当て更にニヤリと笑う
sha
抜け駆けとか思わんといてな?w
そう一言残し、ご機嫌な様子で外へ向かうシャオロン。それを横目で睨みつけ

再度小瓶をポケットから取り出し、もう1滴握りに垂らした
zm
ほんまシャオロンってバカやなぁ...w
交換宣伝☆
完結済み衝撃のラストです!!!zmさんとの絡みが尊い小説なのですよ〜是非読んでください!!
実況者さんいっぱい出てましたよ〜是非読んで見てください!


宣伝遅くなってしまって本当に申し訳ないです🙇‍♀️
コメント見返してこれで全員交換宣伝できたかと思うのですが...もしまだされてない方居たら言ってください!!!

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