累さんは顔をしかめながら、
手に持った寮長の腕を彼の体にぐいぐいと押しつける。
すると、断面同士がぴったりとくっ付き、
噴き出していた血が即座に止まった。
寮長はよろよろとしながらベッドへ向かい、
そのまま布団の中へと潜り込む。
キョーくん…?
苦々しげに笑う累さんに促され、
私たちは一度、寮長室を出ることにした。
ライカくんが新生活の準備を
一通り終えた頃、夜も遅くなってきたため、
私は自分の寮舎へと戻ることにした。
不貞腐れるライカくんに軽く会釈し
私は、ようやくオブスキュアリを後にした。
思いも寄らぬ物騒な情報に、
私はつい、大きな声を上げてしまう。
ガーラを推薦してもらう条件の1つ、
「寮長を職務に戻らせる」という約束との
大きすぎる齟齬に、私は首を傾げる。
人以外の要素を持ったグール寮生が
配属されるのがオブスキュアリなんじゃ…
内容が難しくて相打ちをすることしかできない。
あ、そういえばモービー先生からの伝言、
累さんにも聞いておこうかな
尊敬様の最新作です!これまでの東ディバ作品にはない様な綺麗事だけじゃない素晴らしさがあるので是非!!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!