僕は、作戦を練っているなか、なんだか少し違和感を、感じた。
それは、長野君も同じで、視線に気づいたみたいだ。
そう・・これは時々感じる青い瞳の視線・・・・
坂本くんに、疑われ・・・
そんな会議のあと、僕は、テラスで1人空を眺めていた。
健君に、話したっけ?
そして次の日、
一緒にいるのは、イオンさんだった。
な、なに、ホッとしてるんだろ・・・
めずらしくよくしゃべるね
井ノ原くんが言い終わる前に岡田は、遮った。
いのっちが、誰か来たのに気づいたが岡田はかまわず続けた。
アミさんがいることにまだ、気づいていない岡田・・
泣き出すアミさん・・・
そういうとアミさんは走っていってしまった・・・・
妙に、説得力がある。
なんだか、悲しそうな岡田・・・
これで、いいのか?
朝食の時間になっても、イオンさんと、剛は、戻らなかった。
そして、部屋で着替えようとしたら突然、
ぐいっと手を捕まれ、なんだか知らないけど、連れ去られる。
長野君がそう言うのを無視して、通りすぎるイナン・・・
その頃・・・
と、そのとき、ガサガサ音がした
そして、イナンが連れてきたのは王様の前で・・・
イナンに口を押さえられ・・・
せっかく忘れようとしているのに・・・・
再びイナンに手を捕まれその場から連れ去られた僕だった。
普通逆じゃない?
聞かないフリを、する岡田だったが
坂本君は、岡田に耳打ちをする
坂本君なりの気遣いだった
俺は、坂本君の気遣いは嬉しかった
(回想)
その頃・・
ガッシャーン
その頃僕はというと、なぜだかイナンの部屋にいた。
キッチンが、大変なことになっているとは思わずに・・・
イナンの目からは、涙が流れ・・・
ぼくはまた、イナンを、抱きしめた。
僕はイナンと向き直り、
そして
すぐ近くにいた長野君が駆けつけ
長野君はキキさんを、さがした。
見つけたのはよいけど・・
長野君は、そのとき、見てはいけないものを見てしまったようだ
長野君が見てしまったキキさんの秘密って何だろう・・・・
長野は、1人、キキさんと、ミミさんを探していた。
そのころ、坂本くん、長野君が、キキと、ミミを探しに行ったことを、きいていた
剛は騒ぎに気づき、
井ノ原くんは真面目に門番をやっていた・・・
1人、大きなため息をつき、なぜか視線を感じた
真面目に受け答えている井ノ原くん。
その女は城に入ろうとしたので、
井ノ原くんは、気づいたときには、すでに女の姿はなく、遅かったが、女がしていた香水の匂いが残り・・・
なにかに気付きかけていた。
そして、イオンさんの買い物に付き合っている岡田は・・・
そんなこと、言ってくれたっけ
そこまで言うとイオンさんは、ハッとして黙ってしまった
急に黙ってしまったイオンさんを心配した岡田・・・
岡田の心が読み取れたのか
でも、人間なんだからしかたないか
長野は、ある人物がなにかをするところをみた。
不気味な笑みと、この香水の匂い・・・
敵は少しずつ動き出していたのだ。
長野は、彼女が、組織の一味であるとわかったみたいだ。
その頃、ミミを見つけたキキだが、操られたミミに首を絞められていて・・・
キキさんは、ミミさんの耳元でなにか、言葉を言ったみたいだ・・・
一瞬、元のミミさんに戻ったみたいだ。
そして、崩れ落ちるキキさん・・
同じ頃、
長野も女に首を絞められていた
そこへ、間一髪、坂本君が、現れた
女は長野君から、手を離しその場を去っていった
そして
そう言って走り出したミミさん
キキさんがミミさんを追いかけようとしていたら、坂本君と、長野君も、駆け付け
長野さん・・・もしかしてわたしの正体に気づいた?
こっちは、気づいてないのね・・・
と思うキキだった。
イオンさんは、声を小さくして岡田の耳元で、ささやいた
そう言って俺は1人になってしもたんや。
これが、悲しい結末を招くなんて考えていなかった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。