第251話
__
_____
________
レオナ先輩!起きてください!!
______あ?
はぁ…良かった…
起きたんなら、早く自白しろ!
今までの事件は自分が企てましたってな!
なに……なんだって?
キングスカラーくん。
貴方はブロットの負のエネルギーに取り込まれて暴走し、オーバーブロットしてしまったのです。覚えていませんか?
この俺が暴走して…オーバーブロット?
嘘だろ……
今までの連続傷害事件は君たちがやっていたということで間違いありませんね?
………あぁ、そうだ。
……
わかりました。ではまず、君たちサバナクロー寮は今回の大会を失格とします。そして今後の処分については、被害者のみなさんと話し合った上で決定します。いいですね?
…わかった。
……
……
学園長、待ってください。
ローズハートくん?
それに…みなさんは、確か
リドルの後ろには数名の生徒が立ち並んでいた。
ジャミル!
…それどうしたの?
ああ…ちょっと火傷してな、
今回の大会、どうかサバナクロー寮を失格にせず、出場させてくれませんか。
なんですって?
つまり…彼らを許すと?
アンタら…
え…優し_
いいや、許すわけじゃない。
サバナクロー寮に欠場されると、気兼ねなく仕返し出来ないからな。
ええっ!?
仕返しだと!?
全然優しくなかった…
なにがあったかは知らないが、サバナクロー寮生のほうが俺たちよりボロボロみたいだしな。
ああ、お前たちに一発お見舞いしてやらねぇと気がすまねぇ。
いざ決闘だ!手袋を拾いたまえ!
犯人がわかった以上、むしろ俺たちが恨みを晴らすのにマジカルシフト大会は好都合、ってこと
たしかに…試合中の攻撃は校則違反にならない。なんなら全力で魔法撃ち放題だ、
君たちの気持ちはわかりました。
しかし、この状態でサバナクロー寮生たちが試合に出られるかどうか…
ふ……ふ、はははは!!
ナメるなよ、クロウリー。
手負いの草食動物を仕留めるなんて
昼寝しながらだって出来る。
言ってくれるな。
おい、立てるやつはいるか?
俺…っ行けます!
…俺も…!
うっ……立てます!
3人か…
俺は意地でも試合に出る!
あっ、オレは…
もちろん行けるッス!!
…おれも出る!!
なっ、メルトくん!?
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。