第5話

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2024/04/21 01:36 更新


世間では休日ということもあり人が多すぎたので結局その後、遠回りして貴凛町の公園へと辿り着いた。


上堂新奈
上堂新奈
あれが……「うりゅうのメロンパン」

可愛らしい外装とは似合わない店員が居るけど……悪い人じゃないみたいだし、いいのかな。

瓜生龍臣
いらっしゃい嬢ちゃん

上堂新奈
上堂新奈
メロンパン一つください

カリン
はい。出来立てのメロンパンだじょ!

上堂新奈
上堂新奈
ありがとうございます
瓜生龍臣
お釣りの12兆円だ
カリン
それは国の医療歳出額なんだじょ〜



渡されたメロンパンからはケーキのようなほのかに甘い香りとバターの香ばしい匂いが鼻口を突き、空いた腹がそれを催促するように音を鳴らす。


立ったまま食べるのは行儀が悪いと思うので、とりあえず近くのベンチに座り、メロンパンをちぎってみる。
メロンパン独特の少し硬くて黄色い焼き目の表面を破ると柔らかな、又はふわふわとしたクリーム色の生地が目に見えてに楽しい。

一口に含んでみたメロンパンは、表面のサクサクとした食感の後に柔らかくてしっとりとした食感も面白くて良い。


口内に広がった優しい甘さに若芽が土から顔を出すような、春の訪れを感じさせるような、暖かで懐かしいもの感じ思わず笑みが溢れる。


上堂新奈
上堂新奈
おいしい……


これをおいしいと言わずして何を美味しいというのだろうか。そう思わせるような逸品だ。





この後、美味しすぎるので追加で三つ買ってしまったが美味しすぎるのが悪いと思う。


そう責任転換しつつ二つ目のメロンパンを頬張っていた時のことだった。

え、にい…な?
どうしてこんなところに……?


声の方向を向いてみると特徴的なマゼンタの髪に黄色い瞳をした女性がいた。
一体誰なんだろう?
この辺りは治安が良くないし……変な人かな?


とりあえず……




アンケート

とりあえず……
誰なのか聞いてみよう
86%
逃げよう
14%
投票数: 63票




追記:食レポって難しいね

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