嘘だろ…? ユキトがあたしを…?
…聞き間違い…か…?
ユキトの顔をよく見てみると、赤くなっていた。
ユキトの肌も色白だからわかりやすい。
…照れてるのかな…?
こんなに緊張しているユキトの姿は
あたしも初めて見た。恐らく、コウキ達も
見た事がないだろう。
本当はもっと見たいし、ユキトの色んな表情も
見てみたいけど…。あたしの気持ちが
持ちそうにない。それに、早くしないと
ホウエン行きの船が本当に出港してしまう。
あたしはシロナさん達が居るのも忘れて
ユキトに抱きついていた…。
ユキトもあたしを抱きしめてくれた。
こうしてユキトと想いを通じ合わせたあたしは、
2年間過ごしたシンオウ地方を離れ…。
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しばらくして、ホウエン地方に戻ってきた。
ハジツゲタウンの実家に荷物を置き、
ムクホークの力を借りたあたしは…。
かつてダイアと一緒に通っていた高校の前を通り、
デボンコーポレーションの近くまで来ると…。
あたしの目の前で救急車が通り過ぎていった…。
気になりつつも、あたしはそのまま歩き続け…。
2年間離ればなれだったけど、シンオウでも
定期的に連絡を取り合っていた
あの綺麗な緑髪の人物。あたしにとって、
ユキトと同じぐらい大切な…。
目の前をとぼとぼ歩いている…。
2年ぶりに偶然再会したダイアは、
電話で話した時以上に元気がなかった…。




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。