ありえねぇんだよ馬鹿がァ!
不死川が刀を構えた
その時…
シュッ
どこからか石が勢いよく当たり不死川の刀は折れた
ちょっとちょっと無抵抗な相手を刺そうとするのは良くないと思うな〜
!!
!!
…あなたはあの時の
あぁ〜そっか!
鼻がよくきく子だよね!
あなただよね…?
…まあ、そうだよ
あなたは影の中に座っていた
(とても悲しい匂いと苦しい匂いがする…。俺には何があったのか全く分からない。でも、この人を助けてあげたい)
(え…あれがあなたちゃん?でも鬼だし、しかも上弦の零…どうゆうことなのかしら)
何故 鬼になっているんだ
…何故?
ふざけたこと言わないでよ
俺はふざけてなんかいない。ふざけているのはあなたのほうだろ
皆さんあなたちゃんは…
お前らのせいでこーなったんだよ
俺達は何もしていないぞ!
なんでそんな嘘つくの?
ありもしない私の悪い噂信じてた癖に
噂だと?
そんなものはしらないぞ
とぼけないでよ だいたい、噂流したの宇隨さんじゃん
あなた 何か勘違いしてるんじゃない?
勘違いなんかじゃないよ
私はちゃんと自分の耳で…
皆さん!!
あなたちゃんがこうなっているのは無惨に幻聴を聞かせられたからなんです
幻聴…?
そんなわけないじゃん デタラメなこと言わないでよ
無惨の仕業というのなら納得が行くな
そんな幻聴ごときで鬼になったのか?
伊黒さんそんな言い方は…
…ハァ これで私の居場所はどこかよくわかったよ
ありがと
今回は戦う気だってないし
私も動ける範囲だって狭いから、帰ろうかな
…あなたちゃんっ!行かないでください!!
あなたが居てくれた事で鬼殺隊が成り立っていたと言っても過言ではありません!
それに、寂しいです…。また一緒にあなたと笑いたい。戦いたい。
もう大切な人は失いたくないです…
だから、戻ってきてください
どーしよっかなー
…じゃあ私を倒せたら考えてあげてもいいよー?
まあでも無理か(笑)
…します
あなたを倒して鬼殺隊に戻します!
へぇ〜♪できるといいね(笑)
じゃあ1週間後の夜またここに来るよ
分かりました
じゃーねー♪
ベベン
消えてしまった…
オイ、さっきの幻聴とかなんとか言ってたけどよォ どういうことだァ?
もうすぐお館様が来られると思うので後で説明します
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜無限城〜
(やっぱり、みんなの所に戻りたい
でも今更そんなこと言えないよ…
冷静になって考えてみたら伊黒さんの言う通りだ。私、あんなことで鬼になってしまったのか…
私が無惨に操られていることに気づけなかったからだよね。私はみんなを心から信じることができていなかった…そんな私がみんなと一緒の場所に居ていいのだろうか
それに、今の私を無惨が簡単に手放すわけない…
しのぶちゃんに戻ってきて欲しいと言われてとても嬉しかった。でも、じゃあ戻る なんて言えないよ…とっさに出た言葉が勝負の誘いって私、馬鹿だな…)
…どうかしたのか?
え?あ、なんでもない
あ、1つ聞いてもいい?
どうしたんだ?
素直になれない時ってどーしたらいいのかな?
素直になれない時…か。難しいな
んー。自分に自信をもつといいんじゃないか?
自信?
ああ。自己肯定感を高めることも素直になれる1つだと思うぞ
そうなんだ…ありがと!
俺で良かったらまた相談に乗るから
猗窩座は優しいねニコッ
そ、そんなことない/////
あ、そういえば無惨様がお呼びだったぞ
そうなんだ…
じゃあ行ってくるよ
ああ。
--------キリトリ線--------
最後まで読んでいただきありがとうございます!
あなたちゃんの本当の気持ちがわかりましたね
さあ、ここからどうしようか…(笑)
それでは次もよろしくお願いします!
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