比喩「くぅぅ!!今日も疲れたー!!」
あなた「いやいやいや,不法侵入だぞてめぇ!!」←
2日目の夕方頃…
比喩は私の部屋に訪れていた。
理由は超簡単。猿でも分かる←
それは何かって…?
それはだな…_____
比喩「夕飯!食べよー?橘さん!」ニコニコニコ
皆で作った夕飯を食べようと誘ってきたのだ。
勿論…
私がマスク外せないと言うことを知りながら…
…わ ざ と ←
若干イラつきながら…
私は淡々とわざわざ来た比喩に言った。
あなた「悪いけど,今日1日は部屋から出ないことにしてる。それくらい分かんだろ?」
私が言いたいのは…
【今日の夜は敵が襲撃してくるということ】
部屋から1歩でも出たら…
敵が目の前に居るかもしれねぇ…←
そんな考えから,私は出ない事にしている…
と,言うのに←
比喩「知ってる!?攻めだよ攻め!!」
あなた「知らねぇし…てめぇまた攻めんのかよ…?マジで怪我してもしらねぇぞ?」
今の発言は,冗談抜きで言っていること。
攻めたとしても…
今回は,本当に危ないと思う…。
比喩「大丈夫だって!橘さんは考え過ぎ!」
あなた「…誰だ1回死にかけた奴」←
比喩「誰だろうね!?!?」←(必死)
辞めとけと言ったって…
こいつは諦めが悪い
だから私は…いつもの通りに
あなた「勝手にしろ,私は攻めねぇし食堂にも行かねぇ」
比喩「ひっど!!たまには顔見せてよ!!」
…たまにはっつったって…
前世でしか見たことねぇだろ,覚えてねぇだろ…
比喩「橘さんの顔!イケ面だったなー!早く見せてよ?」
あなた「覚えてんのかい,だったら見せる必要ねぇだろ…」
呆れながらも言えば言うほど…
_諦めないのがコイツ←
比喩「今世のホーム画面にしたいから見せてよ!お願い!!」
あなた「嫌っつったら嫌だ!!分かったなら帰れ!」
ホーム画面は切実に嫌だわ!!
写真撮られること自体マジ論外…ッッ!!←
顔にシワを寄せながら…
比喩に私の思いを訴えれば…
比喩「…ちぇ〜まぁ良いや!」
やっと諦めてくれた比喩…。
そして比喩は今までに見たことがねぇくらいの…
_眼差しで言ったんだ
比喩「私は攻めて…
・
・
“生き残る”から〜!!」
ガッツポーズをしながら…
私の部屋の前から早々と帰ってった比喩。
そう…
この時から…
嫌な予感がしたんだ…_______
┈┈┈┈┈◪❐◪
あなた「んで?ここですか?」
物間「そ,そう…だよ,い,いちいち聞くの辞めて貰えるかい?」
ハイ〜現在…
肝を試す時間,私は物間の相手してます〜←
…めんどくさいのに珍しくブラドが教えてやれって言ったから…
しょうがなく…
ずっと相手してるんだが…
多分,もう少しでA組補習組が来るだろう。
それと同時に…
【アイツらも襲撃してくる】
それで頭がいっぱいだった。
もしかしたら,いや…もしかしたらと思いたくないけど…
“謎の人物”も現れるかもしれない…。
物間「…?聞こえてるかい?」
あなた「…あ,ごめん?もっかいどうぞ」
物間「全く…何回も言わせないでくれるかい?
ここなんだけど…_____」
教えて欲しいと言われたところを…
毎度同じように丁寧かつ冷静に教える。
そうして居るうちに…
__ガラガラ
相澤「周りから遅れをとったっつう自覚を持たねぇとどんどん差ァ開いてくぞ,広義の意味じゃこれもアメだ。ハッカ味の」
そんな声が聴こえながら…
ドアも開く。
一方…物間は…__
物間「あれぇおかしいなァ!!優秀なハズのA組から赤点が5人も!?」
物間「B組は1人だけだったのに!?おっかしいなァ!!!」
煽り発動中でした〜
これまた顔がすんげぇよ煽りの達人…←
切島「昨日も全く同じ煽りしてたぞ…」
芦戸「心境を知りたい」
A組の補習組がそう呟く中…
物間はやっぱりすんげぇ顔しながら高笑い…。
…もう見慣れたわ←
と…
呑気なことを思っていた…
__次の瞬間…______
マン《皆!!!》
…来た。
マンダレイのテレパス…。
芦戸「これ好き___ビクッてする」
上鳴「交信出来るわけじゃないからちょい困るよな」
相澤「…静かに!!」
イレイザー先生の一言で…
一斉に静かになる。
そして聴こえたのは…
焦りが混ざったマンダレイのテレパスだった。
マン《敵2名襲来!!他にも複数いる可能性アリ!!動ける者は直ちに施設へ!!会敵しても決して交戦せず撤退を!!》
物間「は…?なんで敵が…____」
物間が発するが…
敵は簡単に待ってくれねぇ…。
イレイザー先生もそう感じたのだろう。
相澤「ブラド,ここ頼んだ!!俺の生徒の保護に出る!」
イレイザー先生は急いで外に出る…。
私達は,突然のことに…
_唖然としていた。
その唖然としていた空間に…
__pururururururu
私のスマホの電話が鳴り響く。
…。
これは,来たかもしれない…。
私自身の読みが…
【今,確信になった】
物間「出なくて良いのかい?ずっと鳴っているけど…」
考え過ぎている間…
電話がずっと鳴り響いていたようだった。
このような状態の中…
ずっと鳴り響いているのも迷惑だろうし…
私は…
あなた「隣の教室で少し出てきます。直ぐ戻って来ますから!」
ブラド先生に怪しまれないように…
自然という雰囲気を出して隣の部屋に早々と移った。
…ようやく。
この時間が来たようだ…____
__ピッ
?《やぁ,あの時ぶりだね,元気にしてるかな?》
あなた「してねぇよクソ野郎。」
怒りを包みながら…即答で答える。
が,電話越しの謎の人物は…
笑いを包みながら言った。
?《今回,俺はどこに居るでしょう?》
あなた「そんなん簡単,林間学校周辺にいんだろ…」
?《正解ー!!だけど……》
・
・
?「《今は君の後ろだけどね》」
耳元で聴こえた…
囁かな声。こいつは…
_身体能力が【異常】だ
?「さーってと,第3ラウンド,開催しようじゃないか!!」
__トン
そう言いながら…
背中に手のひらを置かれる。
?「最高の闘い,見せてくれよな?」
私の背中に合った手のひらは…
秒で赤く光り…
__ドガァァァァァン!!!!!
パリン!!
あなた「…ッチッ!!!!」
まるで爆豪のような個性を使い…
私の背中を爆発させた。
私は爆発させられる寸前に少し離れたが…
反動で吹き飛ばされ…
宿泊施設の外へと投げ飛ばされる。
外には…
__蒼い炎が燃え上がっていた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。