第9話

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2023/11/24 09:00
斗亜「…ごめん、」


斗亜「確かに斗亜にはあなたの気持ちは分からへん、」


斗亜「…でもな、」


斗亜「斗亜はあなたの味方っていうのを覚えておいて
欲しい、」







"味方"



その言葉を斗亜から言われた瞬間、なぜかグッときた



…不登校になってから1度も話さなかったから、嫌われ
てると思ってたし、避けられてると思い込んでいた



でも…っ、違ったんだ、







「…私こそごめん、ッ」


「斗亜にただ八つ当たりしたところでどうにかなる
ことじゃないのに…っ、」


「ごめん…っ、ごめ、」







いつの間にか隣に来ていた斗亜に抱きしめられる



…この暖かさ、いつぶりなんだろう、







斗亜「…なぁあなた、??」


「っ、なに、??」


斗亜「…"斗亜と一緒に見返してやろうや!!"」


「…え、??」







思わず顔を上げると、とびっきりの笑顔でそう言って
きた







斗亜「斗亜も思っててん、なんで斗亜だけ可愛がられ
てるん??って、」


斗亜「あなただってかわいいのにさぁ、」


斗亜「だからずっと母さんも父さんも斗亜にとっては
苦手やったし、噂する奴らも大っ嫌いや、!!」


「…お、おぉ、」







めちゃめちゃ笑顔で言う斗亜に狂気を感じる



…初めて斗亜が怖いと思った瞬間だった笑







斗亜「ん〜、でも斗亜1人じゃなにも分からへんわ、」


斗亜「…せっかくやから生徒会に協力してもらお!!」


斗亜「メイクは西村くんで…」


「え、ちょちょ、」


斗亜「ん、??」







勝手に話が進められていて、斗亜の暴走をとりあえず
止めた







「ま、まず…琉巧以外話せないし、」


斗亜「そこは大丈夫!!みんな優しいし面白い奴らやで!!」


斗亜「…ん〜、ふぅさんにはコーディネートしてもら
おうかな、」


「…はぁ、」







斗亜が勝手に1人で決めていて少し呆れる



…でも、少し楽しみかも、



"過去"の出来事が頭の片隅に残ってるけど…




















…変わりたい、

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