考え事をしながら適当に歩いていたあなたは、ふと我に返り、辺りをきょろきょろと見回した。
すると、再び悲鳴が聞こえてくる。
聞き馴染みのある声の方へ進んで行くと、曲がり角で人とぶつかった。
ぶつかってきた少年は、あなたの顔を見るなり目を見開き、頬を赤らめた。
そう言って、魁斗は急いで逃げて行き、近くの部屋に身を隠した。
あなたが頷くと、ロミオは、彼女が指した先へと向かって行った。
あなたが声をかけると、部屋から魁斗が顔を出し、きょろきょろと辺りを見回して出てくる。
そして、あなたに駆け寄り、ガシッと手を握った。
そう言って、ふたりは理事長室へと向かう。
魁斗がロミオに見つからないよう、遠回りしながら歩く。
しばらくして、魁斗が曲がり角を曲がった瞬間、突然、紫の瞳の男に背負い投げされ、ナイフを突きつけられ。
男は目にも止まらぬ速さでナイフをしまうと、
不思議そうな表情で立ち上がり、きょろきょろと辺りを見回している。
突然、自己紹介を始めた彼に、あなたと魁斗も名乗る。
それから少し話して、なぜかルカも一緒に行動することになった。
しばらく歩いていると、ルカが何かを感じ取り声を上げた。
それと同時に銃声のようなものが聞こえる。
周りには煙が舞う。
ロミオは魁斗に向かってライフルを構えた。
ルカは姿勢を低くし、静かにその様子を見据えている。
魁斗への借金取り立ての話が進む中、少し離れた後ろであなたはとあるものを見つめていた。
「ヘーラーの蛇」であろうベールをしばらく見つめていると、ベールはこちらを向いて動きを止めた。
そして、それを拾い上げる。
そう言ってロミオがあなたに手を伸ばそうとした瞬間、ベールが輝き出し、指輪となってあなたの指に嵌った。
そう言って、あなたは右手の薬指に嵌る指輪を理事長に見せた。

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。