私達の目の先には、下半身V字にして溺れている(と思われる)人がいた
否、マジで怖いんだけど、でもなんか…見覚えのある服なんだよな〜、
うわ、青年が私と溺れてる人を交互に見つめてくる、
でもなー、私泳げないし、濡れたくないし、否、濡れないし泳がなくて善い方法もあるんだけど、脳がこの人と関わるとろくな事がないって警告を発してるんだよな〜、
くっそ、此処は…
彼に任せるしかない!!←
其の内に私は帰ってやる!!!←←
彼は川に向かって飛び込んで行った、
帰ろうとも思ったけど、この状態で帰るのも可哀想だな、
一寸だけ見てってから帰るか←←
おっ、少年、溺れてる人を上手く掴んで、
おぉ!
おっ…
お???、
ん????
え、まって、
どうやら私の予感は的中してたっぽい
青年には申し訳ないけど、私は帰らせて頂こう!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!