第37話

転校生 【じんsaid】
1,644
2018/04/28 13:16
次の朝、少し腰は痛かったが
だいぶ楽になった。


よし、学校に行こう
じん
いってきまーす
空は晴れてスズメの声がチュンチュン響き渡る。

そして心地よい風もフワッと俺の髪をくすぐる。
じん
いい天気だなぁ…
誰もいない道で呟く。













そんなこんなで学校に着いた。

テオくんはまだ来てないみたいだった。


ガラッ…
テオ
はーざいまーす
やる気のない声を出した人は
テオくんだった。
じん
テオくん!
俺は急いでテオくんに駆け寄った。

するとテオくんは
テオ
ははっ、おはよー
なんてはにかみながら俺に言ってくれた。

テオくんの優しい表情が俺は好き。
先生
おーい、皆席につけー
先生
今日はお知らせがある
じん
お知らせ…?
じん
なんだろう…
皆がザワついている中、

ガラッとドアが開く音がした。

そこには女の子がいた。
かす
失礼しまーす
転校生…?
先生
じゃあ自己紹介頼むぞ
かす
はーい
かす
どうもかすです
かす
どゅーん
なんか変な挨拶だなぁ…

なんて思いながらテオくんの方を見た。

するとテオくんは…
テオ
わっ、すっげー可愛い人…
じん
…え?
テオくんの目は輝いていた。

キラキラ

まるでビー玉みたいに。
先生
じゃあ、かすの席はあそこ
先生
寺島の隣な
かす
寺島…さん?
テオ
ここっ!
テオくんは勢いよく手を挙げた。
















































じん
…テオくん?

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