私がそう言った瞬間、えとちゃんは氷みたいに固まった。
私がその言葉をもう一回言うと、えとちゃんはおとなしく私の席の隣に来た。
えとちゃんがなにか小声で言っていたけど、気のせいだよね。
私は、握手会とか、サイン会とかは慣れてる。
お母さんがアイドル好きだったから、無理やり会場に連れて行かれた。
えとちゃんが焦ってるのを見て、私は笑ってしまう。
すると、えとちゃんは私の真逆な方向を向いた。
今にも首が千切れそうで見てて怖い。
私がその言葉を発すると、えとちゃんの肩が跳ねる。
えとちゃんが髪を触ってこちらを向く。
本当にして欲しそう…
↑めちゃくちゃ勘違いしてる
私がえとちゃんの方に手を差し伸べる。
えとちゃんは少しためらう。
少し時間が立つと、えとちゃんは私の手を握ってくれた。
えとちゃんがなんかお教みたいなの唱えてるけど、気にしなくていいよね…!
するとー。
『学年3代美女』。うちの学年では、のあちゃん、えとちゃん、るなちゃん。
声に出せないほどの美女で、めちゃくちゃ仲いいんだとか。
その2人が乱入してきました。
つまり…
ここ、学年3代美女全員集まってる?!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。