あれ…なんだか…お母さんが大きい、、
違うの…お父さんは、、僕が小6の頃に……もう、、
お父さんは僕を抱きかかえた
そうだったお父さんは単身赴任であまり会えないんだよ
きっとこれは…過去の記憶。なんとなくこの時を覚えている
今は小さい頃の私になりきろう
確か…
行き先は海に決定
この頃のお母さんは普通の母親だった
準備を終えて車に乗り、出発
両親のいちゃつきをみながら恋の顔を思い浮かべていた
そんなこんなで何事もなく海に到着
普通に遊んだ。砂遊び、海水浴
お母さんのサンドイッチを堪能する
気づけば夕方
ここが夢の中だと忘れそうなくらい楽しかった
車に乗り込み、家に帰っている最中
そろそろだ…あの事件が起きたのは
ぶーぶーぶー
お父さんのスマホに着信があった
お父さんのスマホを手に取って渡そうとした瞬間、車内は修羅場になる
ほのか
スマホの画面にはその人からの通話、LINEの通知
が映し出されていた
空気が悪くなる
そう言って写真を見せていた
そこにはたしかに男の人が写っていた
平和に解決…したはずだったんだ
動画が再生されてしまった
その…写真の男の人との動画。
その男の人の声は…女の人そのものだった
この修羅場から逃げたいよ…
僕は寝たふりをしながら話を聞いていた
それからも会話は続いて、お母さんは嘘をついたことを言及。お父さんは言い訳を続けていた
家に着くと僕は部屋にこもってろと命令された
両親はリビングへと向かった
これは夢。ほんとのことかは分からない。
でも……
僕はリビングの扉に耳を当て話を聞いた
きっと笑顔で怒っている声だ
流石に同感だった
開き直ったお父さんは最低。クズの極みだった
ピリついた空気が流れる
お母さんの怖い声、お父さんの怯える声
あー…だからかお父さんが死んだのは
事故死……じゃ…ない…
何かを引きずる音とともにこっちに来る。
きっとお父さんの死体を事故死に見せかけるため外に出すのだろう
あれ…動かない…、身体が…
お母さんがやってくる
ドアノブに手がかかる
ガチャッ
音を立てて扉開く
そうだ…これは……現実であったこと。
なにも……わからないことはない。忘れてただけで…
この目が合った瞬間を思い出した















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。