「あなたちゃん、竈門先輩が呼んでる!」
何事かと思いきや、あのぶつかったときの人。
何、カツアゲ!?
そんなお金ないって!!
「ご、ごめんなさい。私お金そこまで持ってなくt」
言い終わる前に、竈門先輩に手を握られた。
「君が、榎本あなたちゃんか!?」
勢いに押され、小さく答える。
「は、はい…」
すると竈門炭治郎こと竈門先輩は、いきなり土下座をかましてきた。
「ごめんあなたちゃん!!前を見ずに当たり、すまなかった!!!!」
「ぅえ!??」
「ごめんねあなたちゃん。コイツ頑固だから…」
横に立つ金髪の人が私に言う。
「あの、あなたは……?」
「あ、ごめんね!俺は我妻善逸。炭治郎の友達」
「そうだったんですね…………」
とはいえ、背が高すぎて顔を上げなきゃ話せない。
「あの、私大丈夫です!顔を上げてください…」
「本当か?!…………あなたちゃんは優しいんだなぁ」
そうふにゃぁっと笑い、私の前に立ち上がる。
「権八郎!!腹減った!」
「まだ2限目じゃねぇか」
「俺は炭治郎だ」
「いい加減名前覚えろよ!」
奥からはまた背の高い男子が歩いてきた。
ん……?
この人たちって、まさか…………………………
「あのー……あなたたちってもしかして、
K4ですか」
「あなたちゃん知ってるの?嬉しいなぁ」
竈門先輩が微笑む。
間違いない。
私、とんでもない人に関わっちゃった……!?












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。