ミナ side




     無理や 、 絶対に無理や ！




     何としてでも … あなただけは ！




     奪われたくない ！

     嘘やろ … あの人 、




     名前は … そんなのはどうでもいいんや ！！！




     私のあなたが奪われる ！ そんなのごめんや ！

     ｶﾞｼｯ

     ｸﾞｲｯ

     私はいつの間にか 、 引き寄せていた …




     酷いことをしたのに 、 ホント … バカやな 、

     ﾀｯﾀｯﾀｯ!

     私はあなたの手を掴んで走っていた 。




     後ろの人も … 待って ！ って声が聞こえてきた …




     けど 、 それが何よりも … 嫌なんや …




     いつの間にか私の家まで連れて来てしまった 。

     もう嫌や … 振られた方がマシ 、




     私の頭ではそうしか思ってないらしい …

     ｷﾞｭｯ

     私は自分の手で頬を触ってみた 。




     そうすると 、 頬が少し … 濡れていた …




     泣いてたんや … 私 … ダッサイなぁ 、

     何やねん 、 その間は …




     てか 、 間が多すぎやねん … ホンマ 、




     まぁ 、 会えたことに 、 嬉しさがあるけどな 。

     嘘ついてるのは分かってる 。




     だって 、 嘘ついてる時の癖 、 分かるよ ？




     目を逸らして 、 下唇を噛む仕草 …




     分かる 。 私にはちゃんと分ってる 。

     息詰まってる声 …

     ﾋｮｲ

     私はあなたを持ち上げて寝室に連れて行った 、

     ｶﾞﾁｬ

     ﾄﾞｻｯ

     私は直ぐにベッドに押し倒していた 。

     ﾇﾌﾟｯ

     ｸﾞﾁｭｸﾞﾁｭ

     可愛ええ 、 可愛すぎるやろ …





























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