第6話

𝕃𝕠𝕘3 空白の場所
97
2026/06/07 08:54 更新
6/7文章微調整


























pt










pt
(ここ、は…)








視界全体に広がる白




壁ではない








なら何か?








pt
(そ、っか…)



寝転がってるのか










くぼみの中から漏れる光


背中に受ける、少し柔らかい感触




そして、少し遅れてポツリと思考が浮き出てくる







pt
(俺、何してたんだっけ)


確か、朝に依頼を受けて


それでみんなで依頼の場所に向かって





敵を倒してて、それで…




pt
そ、れで…


その後、何があったんだっけ




何かを叫んだところまでは覚えてる










でも、その後って…











ガシャンッ
pt
ッ…?


耳を裂くような音に意識を引き戻される



反射的に音の鳴る方向を見ると、そこには誰かが立っていた
???
え…?




ドアの前に立っている女性の姿に戸惑うが




それはあちらも同じようで、口元に手を当てて驚いているのが何となく見える







足元には水が広がっており


色とりどりの花

そして、何かの破片が星のように細かく散らばっている






水の始末もしないで女性はこちらに慌てて駆け寄り



俺の事をジッと見てきた



???
目が、覚めたんですか…?
pt
、はい…ッ?


返事をして女性の顔を見た時






俺は目を見開いて、言葉を止めた










その女性には



左頬から左目ほどの顔の半分を覆う痛々しいやけどの痕







見えているかどうかわからない目から送られる視線に逃げるように



下を向きながら弱く頷く




???
そっか、ぁ…ッ
pt
?…え?



自分の手に何かが落ちる感触を感じ、顔を上げると






女性の手が目元を覆い拭い、またその間から大粒の水が溢れて落ちていく





pt
な、だ、大丈夫ですか…⁉
???
よかったぁ…ホントに、ホントにッ



何をすればいいかあたふたしていると


彼女の頭についているピンクのリボンを見て、あっと声が出る




pt
もしかして…たま、ちゃん?
???
ッ、もう——








tm
気付くの、遅いですよっ





震えた声で、でも響きを持って

そう言った彼女——


tmちゃんの笑顔になり損ねた表情を浮かべた








その表情は何処か








少し安心したように見えた

















エル
『今回の記録はいかがだったでしょうか?』


エル
『人の視点にこだわらなければ、この記録は楽に進むかもしれません』

エル
『ですが、どんな時でも残されたモノは誰かの目を通したもの』

エル
『どんな所にも、主人公…感覚の共有者は居る者ですね』




エル
『そして、この記録は更新に周期があります』
エル
『詳しくは、補助記録にて説明されています』

エル
『必要であれば、あらすじにある場所からご覧ください』






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