6/7文章微調整
視界全体に広がる白
壁ではない
なら何か?
寝転がってるのか
くぼみの中から漏れる光
背中に受ける、少し柔らかい感触
そして、少し遅れてポツリと思考が浮き出てくる
確か、朝に依頼を受けて
それでみんなで依頼の場所に向かって
敵を倒してて、それで…
その後、何があったんだっけ
何かを叫んだところまでは覚えてる
でも、その後って…
ガシャンッ
耳を裂くような音に意識を引き戻される
反射的に音の鳴る方向を見ると、そこには誰かが立っていた
ドアの前に立っている女性の姿に戸惑うが
それはあちらも同じようで、口元に手を当てて驚いているのが何となく見える
足元には水が広がっており
色とりどりの花
そして、何かの破片が星のように細かく散らばっている
水の始末もしないで女性はこちらに慌てて駆け寄り
俺の事をジッと見てきた
返事をして女性の顔を見た時
俺は目を見開いて、言葉を止めた
その女性には
左頬から左目ほどの顔の半分を覆う痛々しいやけどの痕
見えているかどうかわからない目から送られる視線に逃げるように
下を向きながら弱く頷く
自分の手に何かが落ちる感触を感じ、顔を上げると
女性の手が目元を覆い拭い、またその間から大粒の水が溢れて落ちていく
何をすればいいかあたふたしていると
彼女の頭についているピンクのリボンを見て、あっと声が出る
震えた声で、でも響きを持って
そう言った彼女——
tmちゃんの笑顔になり損ねた表情を浮かべた
その表情は何処か
少し安心したように見えた









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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。