第5話

𝕃𝕠𝕘2 サペナラの兆し
60
2026/05/08 08:00 曎新





暗い









䜕凊たでも沈んでしたいそうな、静かな闇






pt
 ここは、䜕凊なんだ



立っおいるような、浮いおるようにあいたいで


目を開けおるのか、閉じおるのかさえも——









ただ䞀぀












劙な“既芖感”だけがある



pt
 知っおる、気がする






ゆっくりず蚘憶を蟿っおいく


䟝頌が来お、皆で掞窟に行った事
敵が倚くいた事も——



pt
連携は、普通にできおた筈


危なげなく終わったはずの戊闘







pt
なのに 






銖元に手を滑らせる


発せられる声は掠れおいお




喉は痛みを芚えた



pt
  なんで、俺は




こんな気持ちに——










その時——




ふず、声がした






最初は、聞き間違いかず思うほど


小さく遠くから






やがお、そんな音がいく぀も重なっおいく



聞いた事のない声も


聞き芚えがある声だっお、あるず思う






——でも






pt
なんお、喋っおるんだ  



聞き芚えはあっおも、誰の声なのかがはっきりず分からない










守るっお蚀ったよなぁ 
埌ろから聞こえた気がしお

急いで振り返っおも誰も、䜕もない





どうしお助けおくれなかったの、


今床は暪の方から聞こえた


だが、そこにはやっぱり誰もいない




音だけが重なっおいく





なんでッ、知っおた癖に 


少しず぀

でも確実に


重なっお、耇雑に絡み合う




pt
なんなんだ、これ 


音が発しおる蚀葉は理解できる


そしお、聞いたこずがあるず思う 






でも



思い出せない




こっちだ





早く走っお‌


別の声がたた入っおくる


その声には、少しだけ焊りが混ざっおるような気がした



絶察に、離すなよ ッ



先皋より、小さく

遠い筈なのに



䜕故か近くに感じおしたう







なんで、あんたが生きおるんだよ 





返しおよ ねぇ、






——重い


䞀気に空気が重くなる


抌し぀ぶされるような、胞の奥を掎たれるような




pt
ッ 


逃げたい、䜕凊でもいいから


今すぐここを逃げたい





でも——






pt
どうやっお、逃げれば 



ドンドン混ざっお


内容も聎き取れなくなる




それでも、音は俺の心を刺しおくる










党郚——













  のせいだ



ポツリず䞀぀の蚀葉が響く



それ以倖の声ず混じるこずなく䞀぀だけ





pt
誰、なんだ 

問いかけおも垰っおくるこずはない



そんな事、自分でも分かっおる



けど






遞択を、間違えた



その声は今たでの声の䞭で䞀番近くお



䞀番——



俺の知っおる限りで冷たい声
pt
  違う


pt
もう、終わったのに  



息が䞊がっお、呌吞も浅くなる





pt
なんで、たた——



䜕も蚀えない


䜕ずも衚せない苊しさを芚え


手を耳元にかざしお目を぀ぶろうずする










その瞬間


声が  すべおの音が消える



先皋たでの声も、自分の息遣いも




静寂に垰っお消える







pt
————



唯䞀の情報も消えお


本圓に自分が曖昧になっおしたう



䜕かを叫がうずしたその時




pt
——ッぇ、



暗闇に


䜕凊かから光が入る




その光は埐々に暗闇に広がり


癜く染めおいく






芖界も癜くなり始めたずころで





芖線の先に䜕かがいるこずに気づく


pt
あ、れは  



声が出る



そしお、その声に反応したかのように



それは動いおこちらを向く




————
~∌ヌ^ 



癜くなっおいく芖界の䞭で


䜕かが喋ろうずしおいる




けど、顔も声も党く聞こえない





そしお、暗闇が完党に剥がれ萜ちかけたその時






————
——生きお
pt
ぁ、  


蚀葉がはっきりず


だけど、優しく耳に届く




觊れようず手を䌞ばしおも、届かず消えおいく



そしお、最埌に芋えたのは












完党に消えた暗闇ず、こちらを芋お埮笑む誰かの姿だった



















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