それじゃ、ユイが登場したことだし、わたしがホワイトルームを出てから一緒に過ごしてきた6人について軽く話しておくね。
1人目は御子柴 司。
父親は実力派の国務大臣で、母親は今1番勢いのある政治家の1人。
そんな両親を持つツカサもまた強いカリスマ性があって、人の本質を見抜くような鋭い観察眼に、不測の事態でも動じない冷静な判断力。
そしてここぞという時の胆力。
まさに日本の将来を担っていく政界の中心になる金の卵なんだ。
そしてその相棒、真田 勝人ことショーニン。
父親は日本でも指折りの資産家で、母親は世界の流通その3割に携わってる財界の魔王。
ショーニンの母親こと先生には、随分可愛がってもらったんだ。
わたしが個人資産を国家予算と釣り合うまでに蓄えられたのは先生のおかげ。
そしてそんな2人の幼馴染夜霧紫乃。
両親ともに国内屈指のジャーナリストで、曰く忍者の末裔らしい。
そんな2人の娘であるシノも目ざとく耳ざとい。
どこからともなく情報を拾ってくるわたしたちの目と耳を担う情報屋の1人だよ。
入学前からこの高校の実力至上主義の秘密を知ってたのもこの情報通と、もう1人。
カリディアのおかげ。
そのカリディアこと、本名は藤咲くるみ。
ダークウェブでは超有名なウィザードで、国家機密だろうがなんだろうが容易く盗んでしまう天才ハッカー。
多分あの子はもうこの高校で教師すら知らされてないような情報も握ってるんじゃないかな。
必要があればきちんと買い取ることにするけど。
ちなみにこの4人は全員Aクラスだよ。
そして最後はユイの相方ことパートナー。
八神玲王。
日本トップの企業、八神コーポレーションの御曹司。
今は親の仕事の手伝いで海外にいるんだ。
少なくとも2、3年は帰って来ないかなぁ。
ま、それは置いておいて…この6人がいわゆるわたしの協力者だよ。
重要人物だからぜひ覚えておいてね。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。