そのうちお客さんも来ないのにお茶も飲み干せず、話が途切れる気まずい時間が来てしまった。

ネタ切れ。お姉ちゃん何かない?

話すこと…?ないなぁ…

あ、じゃあ質問!幸次郎さんはなんであのとき、身代わり屋をやめてくれって言ったの?あのあと部屋に連れてかれて、どんな話したのか聞きたいかな

…身代わり屋をやめてほしいっていう相談

ほんとにそれだけ?まだお姉ちゃん、私に大事なこと隠してる気がする。結婚っていう話が動き出したのと、身代わり屋をやめることにつながりがある気がして
察しがよすぎる。もう逃げられない。もしその話をするのであれば、絶対信じてもらえない話をしなければならない。悪魔との契約からが私の第二の人生の始まりなのだから。

…え、図星?じゃあ聞かせてよ。何があってそうなったのか

信じられないと思うけど

信じるから、聞かせて!お願い
緋乃に懇願されて、しかたなくここに来た経緯を話す。

私、この時代の人間じゃないの

え!?どういうこと?だって、お姉ちゃん、ずっと一緒にいたのに?

私、ものすごく寝ぼけてる日あったでしょ。幸次郎さんが来るちょっと前で、緋乃に、誰ですかって聞いちゃったとき

あー、そんなこともあったね。あれ、ほんとびっくりしたけど、そういうことだったんだ
緋乃は納得したようだった。あのときの説明がようやくできた。

うん。で、そのときに、100年くらいあとから来たの。中身だけ、すり替わる感じかな

未来ってこと…。なんできたの?

未来にいたときの私は事故で死んじゃって、そのときに、身代わり屋をやる代わりにあこがれてたこの時代に転生する契約をしたの

そうなんだ…。だからたまに、変なこと言ってたんだね

そう。信じてくれる?

信じる。お姉ちゃんが言うなら
そういわれてほっとした。神楽あなたの下の名前という人間は、ちゃんと信頼が築けていたとわかったからだ。

幸次郎さんが身代わり屋をやめさせたかったのは、見てられないからだけど、そのために、許嫁のいる私と結婚することが条件になったの。だから、今その作戦が進んでる

そっか。じゃあ、お父さんとお母さんのこと覚えてないの?

うん

神宮さんのこと、知らないんだ

え、緋乃知ってるの?
衝撃の事実が見えてきて、思わず身を乗り出した。

お姉ちゃん、神社に嫁ぐはずだったの。苗字が神楽でしょ?だから、家柄的に問題はないんだって。お父さんのお友達の親戚が、神宮さん。神社をやってる

それ、幸次郎さんに言わなかったの?

お姉ちゃんてっきりわかってると思ってたし、言わなくていいかなって

なるほど。早く言えばよかったね、私何も知らないって

今日の夜、幸次郎さんと三人でちゃんと話そう

うん
私は残してあったお茶を飲み干した。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!