とあるお休みの日、今日は康作と一緒に近くのスイーツバイキングに食べに来ていた。
辛い事があった時はとにかく食べるべし!と康作は言う。そういうことで一緒にバイキングにやってきたという訳だ。
「やっぱり甘い物って幸せよね。」
「ほんとそれな!あ、またお代わり行こーっと。」
康作はお代わりをよそりにまたバイキングコーナーへと移動した。私もお皿が空になったので、康作に着いて行く。
「康作とこういう所来るの楽しい!」
「あ、ほんと?」
私達はお互いに微笑み合った。
そんな康作には、清人先輩に告白した時の結果報告は既に学校で終えていた。でも、ついでに逢坂との関係の話もする事にした。
それを言うと康作に驚かれた。
「へぇ!てか何!?まだ友達じゃなかったの?」
「向こうは友達として見てたようだけど…私はこの間承認したばっかり。」
「えぇ!そうなんだ!」
「うん。いろいろと清人先輩の事も相談に乗ってもらったりとか、助けてもらったりもしたからね。もう良いかなって。」
「そっかぁ…!本人は超喜んだでしょうね。」
「あぁ…。凄い勢いで抱きつかれたよ。」
それを聞いて康作は笑い出す。
「雅っぽいなぁ…!」
そんな話をしながらお店を後にする私達。康作は今日は1日空けてくれていて、この後は一緒にカラオケにも行く。なんだかちょっとしたデートみたいだ。
「今日…康作とデートしてるみたいだね。」
「ほんと?なんか照れる!」
そういえば康作って、彼女いないのかな…?
清人先輩の事があってから、彼氏彼女の有無が気になるようになってしまった。
なので私は康作に聞いてみた。
「そういえば康作は、彼女いないの?」
「俺?居ないよ!」
「えー!そうなんだ!好きな人は?」
「うーん、それもねぇ、いないんだよねー。なんだろう。そこまで恋愛欲が無いのかもなぁ。」
「そうなの?」
「うん!食欲の方が遥かにあるね!」
なんて笑い出す康作。
「確かに康作たくさん食べるよね!さっきもすごい量食べてたもんね!」
そう言うと、
「どうした?もしかして、清人くんの事があったからこそ気にしてる?」
と聞かれた。
「うん…。実は彼女いましたとか、誰に構わずなんか気にするようになっちゃって。それに、康作にもし彼女いたりでもしたら、この状況彼女に悪いじゃん?とか思ってね。」
「そういう事ね!俺は全然今はフリーだから、大丈夫だよん。」
と康作。すると康作はとある疑問を挙げた。
「てか、彼氏とか彼女いるのって、俺達の仲良い奴らだと凛子くらい?」
「…かな?ノブもいないもんね?」
「うん、彼女いないって!広夢はほら、瑞乃一途じゃん?部活の奴らはチラホラと彼女いたりはするけど…。」
瑞乃も今は居ないし、柚も好きな人が出来たら報告するって私に言ってくれてからというもの、その後特に報告が来ないということは、いないのだろう。
バド部の友達でもちょいちょい彼氏持ちはいるけど、そんなに人数がいるわけじゃない。
「雅ってどうなんだろうね。」
と康作。
「男子同士でそういう話にならないの?」
と私が聞き返すと、
「いや、俺さぁ、いろんな人から相談される事は多いんだけど、さっき言ったように俺自身が恋愛に欲がないから、彼女いるのー?とか、人にあんまり恋バナ振らないんだよね!だから雅もだけど、光陽の恋愛事情も知らないなぁ。」
と返ってきた。
「そっかぁ。」
「あれやね。たまにはみんなで恋バナ暴露大会でもするか。」
と言い出した康作。この間までろくに恋愛の相談も出来ずにいたこの私だ。さすがに暴露大会なんて響きは快く聞こえない。
「うーん、人のは聞きたいけどね。」
「俺も同じ!気になるよね!」
なんて、康作とは何となく価値観が合うなぁ。
康作が彼氏だったら、毎日楽しそうだなぁ…と、ふと思ったけど、清人先輩の事がまだ心のどこかで引っかかってるし、多分先輩と会ってしまったら、また気持ちが復活しそうな気がして怖い。
もう、しばらくは恋愛は良いや…。
そんなある日、部活が休みでそのまま帰ろうとしている時、園芸委員の作業で、昇降口付近の花壇に咲いてる花に水をあげている逢坂を見かけた。
あれはシクラメンとポピーだったかな?
花とコイツ…妙に組み合わせが合うのはなんでだろう。
もう、この人の事は友達だと本人にも断言したし、私からたまには話しかけてみよう。
私は逢坂の背中をつついた。
「やぁ、純理ちゃんじゃないか。」
「お疲れ様。この時期に水やり、寒いでしょう。」
「そうだね。でも、枯らす訳にはいかないからね。」
とニコニコしながら逢坂。
「そっか。」
「純理ちゃん、今日は部活は?ラケット持ってないみたいだけど。」
「今日はお休みなんだ。」
「そうなんだ。」
なんて話をしていると、急に逢坂のスマホのバイブ音が鳴り出す。逢坂は、
「ちょっこごめんね。」
と言ってスマホをポケットから取り出して画面を見る。すると、驚いたような顔をして、私の所から離れた。
何かと思って離れた所から逢坂の様子を伺うと、別の国の言葉を喋っていた。多分、フランス語なんだろう。
誰だろう…?
フランスにいる親戚からの電話かな?
それとも、友達?
すると、
「C’est pas vrai !!!?(嘘でしょ!?)」
なんだか大きめな声をあげて驚いている。
すると逢坂は私の所へ戻ってきて私の手を取る。
「純理ちゃん、一緒に校門まで来てくれるかい?」
「…え!?」
まだ電話繋がってるんじゃないの!?どういう事?私は言われるがまま逢坂に校門まで連れて行かれた。
何かと思えば、なんと校門には一際目立つ、金髪で細身の綺麗な男性がいた。
え…誰…!?
「Pourquoi es-tu là, Leo ?(レオ、なぜ君がここにいるんだい?)」
逢坂はその男性にこう話しかけた。私には何を言ってるのか分からない。
すると逢坂に向かってその男の子が彼の名前を呼びながら抱きついて、頬にキスをする。
えぇ…!フランスの人ってこんな感じなの!?
と驚く私。
「Leo !!Elle sera surprise!!(レオ!彼女が驚くだろう!)」
逢坂はその人の両肩を持って、またフランス語で話す。私、どうしてここに連れて来られたんだろう。
すると、相手がこんなことを言う。
「雅。それじゃあ僕の日本語の練習にならないよ。」
「え…?」
え…!!日本語…!?間違いなくその子は逢坂に対して日本語で話しかけた。
それに、多少カタコト感は出るけども、そこそこ上手な日本語だ。
「え?大丈夫かい?分からない言葉があったらすぐに言うんだよ?」
「Oui!(はい!)」
「うぅん…君に日本語で会話をするだなんて、なんか変な感じだよ。」
私は逢坂の肩を叩いて、
「状況が分かんない!説明して!」
と伝えた。
「ごめんね。彼、俺の友達のレオ。俺が向こうにいる間一緒に学校に通ってた、同級生だよ。パリはこの時期が冬休みでね、俺に内緒で遊びに来たんだって。」
「わぁ、そうなの…!!え、日本語話せるの?」
「うん。彼、日本語猛勉強中なの。元々0の知識のスタートではないんだけど。」
「え…?どういう事?」
するとその時、
「君、雅の友達?初めまして。僕、レオって言います。」
と言いながら私に抱きついて来て、頬にキスをされた。
「ひゃっ…!!」
と言っても、頬に直接唇は触れてないみたい。チュッて音がするだけだ。
「わ…私は純理って言います。」
「ジュ、ン、リ?」
「そうです。純理です。」
「可愛い名前だ!純理!」
と言って今度はおでこにキスをされた。これは音だけじゃない。本当に彼の唇が触れた。
それを見た逢坂が、すぐさま私の手を引いて、腰に手を回してきた。それでいていつもより大きい声を出す。
「おい!!!レオ!!!」
そんな逢坂の顔はムッとしていた。
え、何!?怒ってる…!?
こんな逢坂初めて見た。
「ダメじゃないか。急にそんな事したら彼女がビックリするだろ。」
「Pardon(ごめんなさい)…。ごめんね。純理。」
「あぁ、いや…うん。」
キスされた事もそうだけど、逢坂がこんな風に怒る所なんて知り合ってから見た事もなかったから驚いたし、何より新鮮だった。
「純理ちゃん、レオがごめんね。驚いたよね。」
と手を合わせ私の顔色を伺う逢坂。
「いや、本当にもう大丈夫だから。」
それから逢坂はレオくんに再度話しかける。
「サプライズで来てくれたのは嬉しいけど、どこに泊まるんだい?」
「あぁ、雅ママにはもう連絡してるから、今日お世話になるね。」
「え!?俺の家!?」
「うん!よろしく!でも、明日になったらパピーとマミーの家に行くんだ。」
パピーとマミー…?彼のお父さんとお母さんの事?私は話が読めずに首を傾げた。そんな私の様子に気付いた逢坂が、こんな風に教えてくれた。
「おじいちゃんとおばあちゃんの家か。純理ちゃん、彼ね、日本人とのクォーターなんだ。おじいちゃんとおばあちゃんが京都に住んでて、おじいちゃんは和菓子の名店の職人さんなんだ。」
「あ…そうなんだ。」
それで日本語の知識が0な訳じゃないと言ったのか。しかし日本語猛勉強するって事は日本で何かやりたいことでもあるのかな?と考えていると、レオくんはこう私に話しかけてきた。
「うん。僕、パピーのような和菓子職人になりたくて。」
「へぇ…!」
「日本の和菓子文化は美しいし、奥が深い!僕はいつか京都で働くのが夢なのさ!」
と、レオくんは目を輝かせていた。
「なるほどね…。」
と、校門の前で少し立ち話をしてしまったが、逢坂はまだ作業途中だ。なので、
「レオ、まだ俺、作業が残ってて。一旦戻るよ。」
とレオくんに伝えていた。
「うん。雅の事待ってる!この後お店で働いたりする予定無いんだろう?」
「え…?なんで俺のシフトを…?」
「雅ママが教えてくれたのさ。」
「ははは、そうだったか。」
「だから東京を案内してよ!」
私はもう帰って良いよね?タイミングを伺って、私は逢坂に声をかけ、
「じゃあ私はこれで…!」
って伝えたんだけど、レオくんがこんな事を言う。
「純理!!一緒に雅の事待っていようよ!!」
と言って、後ろからハグをされた。
「へ…!?私も…!?」
「うん!純理と一緒になりたい!!」
なんて言うレオくんを私から引き離す逢坂。今度は逢坂の胸の中に吸い込まれた。
「日本語変だよレオ!!ちょっと待ってて!」
と言って、逢坂は私ごと連れてさっき居た場所まで戻ってきた。
「純理ちゃんごめん…。さっきからレオが馴れ馴れしくてビックリするよね。」
「いや、大丈夫だよ…。パリのスキンシップってあんな感じなのかなぁって思っただけだから。」
「そうかい…?君が不快な気持ちになってないのなら良いんだけど…。」
「それで怒ってたの…?」
「……うん。」
逢坂はシャワーの頭が付いたホースを持って、再度水やりの作業を始めた。
「純理ちゃん…今日後はもう帰るだけ…?何か用事とかあった?」
「ううん。今日は無いよ。」
「本当?良かったら3人でこの後遊びに行かないかい?」
逢坂はいつもの王子様スマイルに戻る。
「あぁ…別に良いけど…。」
「やった。じゃあそうしよう。」
と、話している時にタイミングよくノブと柚が出てきた。
「あー!みーやんだ!」
「柚ちゃん!」
と逢坂。
「あれ?雅、まだ委員会?」
「うん。ちょっと校門の前に友達が来てて。作業止まっちゃってたの。」
それにしてもノブと柚だなんて珍しい。私はそう思って2人に聞いてみた。
「この組み合わせ珍しいね。どこかに遊びに行くの?」
「あ、じゃなくて、お互いに掃除当番だったみたいで、廊下出たらバッタリ会ってね。」
「そうだったの。」
するとそんな2人に逢坂が、
「ねぇ、2人ともこの後予定は何かあるかい?」
と尋ねた。
「俺は何もないよ。」
とノブ。
「柚も大丈夫!ママに帰りに買い物頼まれてたくらいだから!」
と柚からも返事を貰い、
「実はね…」
と、逢坂がここまでの状況を2人に話したところ、ノブも柚も一緒に遊びに行くことになった。
ちなみにノブとレオくんは2度目らしい。逢坂がまだ向こうで生活してる時に、夏休みに一緒に日本に来た事があったそうで、その時にノブは仲良くなったらしい。
という事で、逢坂の作業が終了した後、5人で一緒に学校を出た。
移動をしてからは、人が行き交う商店街で食べ歩きをしたり、神社があったので、レオくんも新鮮な顔をしていたので、みんなでお参りをした。
「レオ、まずお賽銭を投げるんだ。」
「オサイセン…?」
「あぁ…レオ、この5円玉をあげるから、あのお賽銭箱に投げて?」
レオくんは今立ってるところから入れようとするから、
「ここからは遠いよ!近付いてまず入れて…それからこの鈴を鳴らすんだ。」
と逢坂が説明をする。そんな様子を見て柚が、
「みーやん、お手本見せてあげたら??」
と言った。
「それもそうだね。」
と笑顔で切り返す逢坂。彼はその後、丁寧な二礼二拍手一礼を見せ、参拝をした。動作が一つ一つ綺麗。彼はフランス人としての血もあるけど、こういう日本人としての1面も見れるとなんか嬉しい。
その後に東京タワーにも連れて行ってあげた。
「Ah, fantastique !(すごい…これはすごい!)」
レオくんは東京タワーからの眺めに感動していた。1度来たことのある私でさえも、綺麗だなって見入ってしまった。
柚がノブや逢坂と話している時、私は少し離れた所でレオくんに話しかけられた。
「純理、君はこういう所に恋人と一緒に来るのかい?」
「ううん。私は今は恋人はいないから。」
「Oh là là !!(え!)いないのかい!?」
「うん。」
「可愛いのに。」
レオくんは私の目をじっと見つめてくる。
レオくんのグリーンの瞳が綺麗で、エメラルドみたいだった。
「可愛くないよ。それこそ、最近好きな人に振られてしまったばっかりだよ。」
「振られた…?」
「あぁ…好きですって伝えたけど、気持ちが相手に届かなくて。私はその人の恋人にはなれなかったの。」
なんて、大丈夫かな…?レオくんは真剣な眼差しで聞いてくれてるけど、話し通じてるって事で良いんだよね…?
なんて考えていると、急にレオくんが私の手を取ってこんなことを言う。
「可哀想に。僕が純理の恋人になりたい。」
「え…?」
私の両手をギュッと握るレオくん。レオくん、今日私達は初対面だよ…?フランス人の恋愛感覚ってそういう感じなの…?
じゃあ、逢坂もそういう感じ…?
「純理と…繋がっていたい…これからも。」
私…どうしたらいいんだ…?
手も握られっぱなしだし、でも決して嫌なわけじゃない。ただ、こういう時の対応の仕方が全然分からないのだ。日本人に対して振る舞うのと同じにしてはいけない気もする。
なんて困っていると、逢坂がこちらにやってきた。
「レオ!また純理ちゃんに手ぇ出して…!彼女困ってるでしょう?離してあげてよ。」
と間に立ってそう言った。
「純理!嫌だったのかい!?ごめんね!」
とレオくん。私はとりあえず、
「だ、大丈夫だよ。嫌じゃなかったから。」
と返した。そしたら何故か逢坂が、
「え、嫌じゃなかった!!?」
と驚く。なんでそんなに驚くんだろう。
「雅、純理は嫌がってないじゃないか!」
「レオ…あぁ…もう…なんで君が呼び捨てなんだ…。」
逢坂は右手で自分の頭を抑えて小さい声でゴニョッと何かを言った。
「逢坂…何?どうしたの?」
「ううん。なんでもないんだ。」
変なの。何でこんなにあなたが慌てるかな。
次の日、私達の教室に逢坂がやって来た。昨日のお礼を言いに来てくれたのだ。
「レオも楽しんでたよ。本当にありがとう。」
「いえいえー!!!」
と柚。
「でも、ごめんね。レオが2人にだいぶ馴れ馴れしくて。あの子女の子好きでね。帰りだってレオにハグとかされたでしょう…。」
実は私だけじゃなく、柚もレオくんからハグをされたりしていたのだ。
「柚は全然大丈夫だよ!」
「うん。私も別に、気にしてないよ。」
と逢坂には伝えた。
「そっか…。」
と、ちょっとホッとした表情。
すると、柚が別の友達に声をかけられ、私と逢坂は珍しく教室内で2人で話すシチュエーションに。
ちなみに逢坂から聞いた所によると、レオくんは今日のお昼の新幹線で京都に移動するようだ。逢坂の家で1泊していたレオくんは、逢坂のお母さんに、車で駅まで送って貰うことになってるらしい。
「そっかぁ。レオくんに、日本来た時また遊ぼうねって伝えておいてね。」
と逢坂に言うと、
「…純理ちゃん、レオの事気に入ったの?」
と聞かれた。
「うん。素直で良い子だと思ったよ。あのスキンシップにはまだ慣れないけど。」
と答えると、
「レオの事好きなのかい?」
と、首を傾げながら尋ねてきた。
「え…?それは、どういう意味の好き…?」
私はそう聞き返すと、
「…惚れた?」
というワードが返ってきたからそれに驚く。
「えぇ!?そんな、初対面だよ?そんなすぐに好きとかなりません。それに、清人先輩の事があってまだ間もないんだよ?しばらく恋愛はしたくないな。」
と返した。
「…そっか。」
逢坂は窓の方を見て、小さくそう返した。
逢坂、なんかちょっと変な気がする。様子がおかしい。それとも私の気のせいかな…?
逢坂はボーッと黙って窓の外を見たままだから、逢坂の手をチョンチョンとつついてみた。
「逢坂…?昨日からちょっとなんか変じゃない…?ねぇ、逢坂ってばー。」
と言うと、逢坂は私のそのつついていた手を優しく握り、そのまま逢坂の頬にその手を触れさせた。
そして、うっとりした眼差しで、
「…いつになったら名前で呼んでくれるの?」
と返してきた。
不覚にも、そんな逢坂にドキッとした私。あんたのその容姿でこんな事するなんてズルいじゃん。
それから逢坂は、私が変だと言ってきたことに対しての返事をくれた。
「…ごめんね。確かに俺…変なんだ。今……心が変なんだよ。」
「え…?」
「でも俺は……こんな風に心が変になってる場合じゃないんだ…。」
と、謎の言葉を残して教室から去って行った。
今のは一体…なんだったの?
続く
アンケート
純理は「雅」と名前で呼ぶのか??
呼ぶ
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呼ばない
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あだ名を付けてあだ名で呼ぶ
5%
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アンケート
🆕アンケート 雅がレオに怒った理由は!?
単純に、純理がレオの行動に驚いてたから怒っただけ
4%
え、え!?嫉妬とかじゃなくて!?💕
96%
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。