第11話

第10話 幻想郷に向けて
204
2023/03/08 11:24 更新
前回、互いに信用しあえた俺達の3人は、新たな家族となった。
だが、一つ問題が······。
田中 憎男
か、勝てねぇー。
俺は、小雪と戦っていた。香菜に比べたら、力は劣っているみたいだが、それでも、強すぎる。
赤木香菜
年下に負けるとか、受ける🤣。
田中 憎男
受けねぇわ!!
と言っても年下に負けてる時点で、実力不足というのを分からせられる。だから、俺は自ら、特訓させてくれと頼んだからな。
田中 憎男
なぁ。なんか、強くなる方法ないのか?
赤木香菜
うーん。図書館で、調べてみたら·······?
田中 憎男
そんなとこ、言ったって、公共の図書館には、そんな本······。
赤木香菜
誰が公共のって、言った?地下だよ。地下。
地下?何、言ってんだ?
赤木香菜
だーかーら、家の地下。
えっ······
田中 憎男
地下なんてあるのか?お前んち。
赤木香菜
あるよ。それに異能力に関する本がいっぱいね。
まじか······もう、何でもありだな。
図書館
といって、きたのは、いいけど······。広すぎやろ。普通の公共の図書館の5倍以上は、あるぞ。こんなかから、どうやって探したら······。
とりあえず、探すか······。考えるより、行動した方が効率いいみたいだし······(←憎男の偏見です)
1時間後ーーーーーーー
田中 憎男
無理だ。
終わる気しねぇー。確かに妖力、異能力などについて多く、書いてあるな。だが、多すぎるんだよ。
とりあえず、少し絞って探してみるか······。その時、足元に本が落ちていた。
田中 憎男
うん?なんだ、これ?
そこには『幻想郷』とだけ、書かれていた。ふむふむ。俺は、見開きのページを読んだ。なるほど。こことは別の世界か······。後で香菜に聞いてみようかな。
赤木香菜
な、何······これ······。
俺が戻ると、香菜はニュースを見ていた。何をそんなに、驚いているんだ?
『各地で人がバラバラにされるという事件が起きています。異能戦闘部隊の人は「法王の聖域」の仕業として調査をしています。みなさん、くれぐれにご注意を。』
田中 憎男
あいつらの仕業か······。
赤木香菜
ええ。でも、バラバラにする敵なんか、いたっけ?
田中 憎男
さぁな。だが、俺が入っていたころは、そんな奴、いなかったぞ。
赤木香菜
だとしたら······
田中 憎男
俺の代わりか······
ってか、バラバラにする敵なんか、怖くて倒したくないんだが······。俺の触手は、硬い方だが、すぐにバラバラにされそうだな。
田中 憎男
どうするんだ?
赤木香菜
今回は、異能戦闘部隊に任せた方がいいみたいね。おそらく、私達が一斉にかかっても、傷さえつけられない。私の師匠が元異能戦闘部隊だから、今度聞いてみるね。
田中 憎男
ああ。
香菜がそこまでいう強さなのか。なら、大人しくしたがった方がいいな。
一方、外では······
カイ
弱いな。脆い人間ばかり······。僕が一降りしただけなのに、バラバラになっちゃった。つまらない。
その様子をシズクが見ていた。
シズク
ずいぶん、勝手なこと、してくれてるな。だが、実力は、本物のようだ。『糸』を自由自在操り、人を刻む。あいつなら、香菜を倒せるかもしれん。
田中 憎男
香菜······聞きたいことが······。
赤木香菜
田中 憎男
この幻想郷について、知りたいんだが······。
赤木香菜
幻想郷?
俺は、さっきの本を見せた。
赤木香菜
あ~。
香菜は、思い出したような声で言った。香菜の師匠に教えてもらったようだ。幻想郷について、簡単に話をまとめると······
1.日本の山奥に存在するとされる、結界で隔離された土地のこと。
2.幻想郷には、人間、妖怪、吸血鬼、妖精、亡霊、神様などのたくさんの種族がいる。
3.たまに異変などが起きることがある。
4.『紫』というスキマ妖怪が、管理している。
5.修行場所には、最適。
だそうです。俺は、興味を抱いた。いつか、俺もここで修行したいなと。
赤木香菜
行ってみる?
田中 憎男
えっ。でも······
赤木香菜
私も気になってたんだ~。それに、私より強い子がいそうだし······。
つまり、俺と同じ······修行目当てってことか······。
赤木香菜
この際、小雪もつれて、一緒に行っちゃう?
田中 憎男
え。でも、どうやって······?
幻想郷······つまり、異世界。ここから、幻想郷に行くのは、難しいはずだ。
赤木香菜
師匠に聞けば、分かる気がするんだよな~。
そう簡単に、行ける方法なんて······見つかるわけが······
師匠
知ってるぞ。
見つかりました。ってか、おかしくない?なんで、知ってるのさ······。何······元幻想郷出身とか?
師匠
わしは、元幻想郷出身でな。
ほんまに、幻想郷出身だったわ。そりゃあ、分かるはずだわ。
赤木香菜
え~。そうなんですか?
師匠
ああ。わしの本当の名前は『魂魄妖忌』と言ってな。昔は、娘に修行をしておったわい。
赤木香菜
あ、あの······私達を幻想郷に送ることは、出来ないでしょうか······。
師匠
可能だが······無理だな。幻想郷には、お前らより強い奴がたくさんいる。
赤木香菜
そこを、なんとか······
確かに今の俺達じゃむりかもしれない。だが、幻想郷に行かねぇことには、強くならねぇ。だから、こんなところで引き下がる俺じゃねぇ。
田中 憎男
なら、俺と勝負してください。
赤木香菜
えっ。
師匠
それは、本気か?香菜にも勝てないお前が、わしに勝てるとは思えないのだが······。
田中 憎男
はい。
赤木香菜
ちょ。無理だよ。
悪いな、おっさん。俺は、強くならねぇといかねぇんだ。だから、こんなところで引き下がるわけには、いかなぇんだよ。
師匠
······まぁ、いいだろう。だが、わしが勝ったら諦めてくれよ。

プリ小説オーディオドラマ