第21話

仲間
992
2025/08/15 04:00 更新








静まり返った医務室。






保科副隊長はゆっくりと医務室の扉を押し開け、静かに中に入った。



清潔なシーツで包まれたあなたの下の名前は、まだ深く眠っている。




その頬には、血がまだ残り、戦いの傷跡が生々しい。


長い睫毛が震え、呼吸は穏やかだが、時折浅くなるのが気にかかる。





保科副隊長
無理したらあかんやろ…







低く、柔らかな声で囁き、そっとベッドの傍らに腰を下ろすと、静かに彼女の頭に手を伸ばした。 






指先でゆっくりと髪を撫でる。






その動きは、まるで子供を慰めるかのように優しく、温かかった。







温かい手の感触が、ほんの少しだけあなたの下の名前の意識に届く。







あなたの下の名前の指が微かに動き、まるで反応するかのようにゆっくりと息を整え始める。

   





保科副隊長の表情が少しだけ和らいだ。






保科副隊長
 あなたの下の名前ちゃんはまだまだ強なれるで……
僕がみっちり教えたるからな…









その言葉には静かだが、どこか優しさが混じっていた。





彼はそっと席を立ち、部屋の明かりを落とすように静かに扉を閉めた。













数分の静寂の後、あなたの下の名前が目を覚ましゆっくりと瞼を上げる。







目の前に飛び込んできたのは、腕を組んでしかめっ面を作るキコルの姿。








四ノ宮キコル
まったく、あんたバカァ?!
どんだけ心配したと思ってんのよ!!





その怒鳴り声はきついが、どこか温かいものを含んでいる。






続いてレノ、伊春、そして他の隊員たちも入室し、口々に安堵の声をあげる。



市川レノ
助かりました、あなたの名字さん
ほんと感謝してます…!!



古橋伊春
ありがとな!あなたの下の名前!!




あなた
よかった…






弱く笑い返しながら、そう呟いた。





その時、静かに医務室の扉が再び開いた。









保科副隊長
なんや騒がしい思ったら…
目覚ましたんか







あなた
保科副隊長…!








保科副隊長
よう耐えたな、おつかれさん






保科副隊長がニヤリと笑い…





保科副隊長
次は絶対9号討伐するで!!














四ノ宮キコル
望むところ!!





市川レノ
もちろんです!






古橋伊春
次こそぶちのめす!!








あなたの下の名前の胸はその言葉でぎゅっと熱くなり、目の奥がほんの少しだけ潤んだ。





あなた
了…!!

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