俺は、
忌み子だった
生まれたときから目付きが悪くて、ギザ歯だった
俺の中でも、ずぅっと、コンプレックス
母さんは、俺を産んだと同時に父に捨てられたらしい
なんでも、俺と全く似てなくて、不倫を疑ったんだとか
いっつも癇癪を起こし、殴りつけてくる人だった
でも、やっぱり腐っても母、。
あの劈くような黄緑色の目は、
嫌でも血がつながっているのだと痛感させられる
仕方ねぇだろ、
俺だって、好んで母さんの子供になったわけじゃない
俺は、殴られては罵声を浴びせられる日々を12年間も耐え続けた
最後の方になっては俺は抵抗もしなく、
涙さえも流さなくなっていた
13歳の誕生日
母さんは
俺を
殺そうとした
首の圧迫感と、息苦しさで目を覚ます
俺の目にはいつも以上に狂気に満ちた目をしている
母が写っていた
生理的な涙が垂れる
俺の眼の前に写っているのは
バケモノそのものだった

next↺♡95









![【🎤】悪魔と天使のふたりぐらし[完]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/1d831c74403abfecbe0102e7e70b345e5b04d9a1/cover/01JHEVWAXVWBF3K8ZCZBJ673XM_resized_240x340.jpg)



編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。