第29話

壊れそうなくらい
20
2026/02/23 11:52 更新
道枝駿佑
道枝駿佑
…俺は嫌や
その一言のあと。

私は振り向かなかった。

振り向いたら、

負ける気がしたから。

でも。

次の瞬間、

腕を強く引かれる。

壁際。

逃げ場がない。
道枝駿佑
道枝駿佑
なんであいつなん
声が低い。

抑えてるのに、

全然抑えられてない。
○○
○○
別に友だち
わざと冷たく言う。

駿佑の眉が歪む。
道枝駿佑
道枝駿佑
俺があの子とおったら嫌やったやろ
核心。

言葉が詰まる。
○○
○○
…知らない
目を逸らす。
道枝駿佑
道枝駿佑
知らんわけないやろ
声が少し大きくなる。

廊下の空気が重い。
道枝駿佑
道枝駿佑
俺、ずっとムカついてた
拳が震えてる。
道枝駿佑
道枝駿佑
お前が距離置くって言ったくせに、他の男と笑ってんの
痛い。

全部痛い。

でも私も負けない。
○○
○○
そっちが先でしょ!
ついに感情が爆発する。
○○
○○
手つないでたじゃん!
静寂。

駿佑の目が見開かれる。
道枝駿佑
道枝駿佑
…あれは
言いかけて止まる。

その一瞬が、

また誤解を広げる。
○○
○○
ほら
涙がにじむ。
○○
○○
やっぱりそうなんじゃん
道枝駿佑
道枝駿佑
違う!!
思わず大きな声。

廊下に響く。

初めて見る顔。

余裕のない顔。
道枝駿佑
道枝駿佑
俺は
息が荒い。
道枝駿佑
道枝駿佑
お前が俺のこと、どうでもええみたいに言うから
震える声。
道枝駿佑
道枝駿佑
悔しくて
目が赤い。
道枝駿佑
道枝駿佑
わざとや
空気が止まる。
道枝駿佑
道枝駿佑
嫉妬して欲しかった
その言葉が、

胸を直撃する。
道枝駿佑
道枝駿佑
俺は、ずっとお前やのに
時間が止まったみたい。

でも。

涙が先に落ちる。
○○
○○
…ずるいよ
声が震える。
○○
○○
そんなの今更
駿佑が一歩近づく。

でも私は後ろに下がる。
○○
○○
信用出来ない
それが本音。

その言葉に、

駿佑の顔が真っ白になる。

暴走した代償。

失いかけてるって、

やっと気づいた。






















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