次の日。
教室の空気はいつも通り。
でも私の中は全然いつも通りじゃない。
視界の端に、駿佑。
でも今日は見ない。
決めた。
もう振り回されない。
後ろの席の男子が声をかけてくる。
優しいタイプ。
前から普通に話してたけど、
今日は少しだけ距離が近い。
笑う。
ちゃんと笑う。
自分でもびっくりするくらい自然に。
昼休み。
その男子と購買に行く。
並んで歩く。
ちょっと肩が触れる。
わざとじゃない。
でも避けない。
心配そうな顔。
笑う。
大丈夫なフリ。
教室に戻ると、
空気が一瞬止まる。
視線。
駿佑。
じっとこっちを見てる。
その男子が何気なく言う。
軽く答える。
わざとじゃない。
でも。
駿佑のペンがカタンって落ちる。
目が合う。
今度は、
逸らさないのは向こう。
その目が、
昨日までよりずっと冷たい。
放課後。
廊下でその男子と笑ってたら、
腕を掴まれる。
強くはない。
でも、確実に止められた。
低い声。
振りほどく。
自分が言われた言葉。
そのまま返す。
駿佑の目が揺れる。
静かに言う。
胸が痛い。
でも止まらない。
その一言で、
空気が張り詰める。
駿佑の喉が動く。
何か言いかけて、
でも言えない。
その沈黙が、
余計に傷つく。
背を向ける。
でも。
数歩進んだところで、
震える声が背中に届く。
足が止まる。
心臓が跳ねる。
でも振り向かない。
振り向いたら、
全部終わる。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。