第5話

お菓子にまみれた日
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2026/02/14 14:01 更新
 今日は二月十四日、お菓子にまみれた日。
教室では、笑う男女がお菓子を渡しあっている。
とても甘く楽しい雰囲気で、思わず微笑む。
その流れに身を任せ、あの子の机にお菓子を入れる。

どう思われるだろう。
そう考えたら、胸がドキドキしてきた。
いつもあの子の事を考えてしまう。
もういっそ、気持ちを伝えたい。
ーーでも、勇気はなかった。

だから、この日に気持ちを伝えたい。
この日のために焼いたマドレーヌが、
微かに甘い香りを漂わせた。 
 今日は二月十四日、お菓子にまみれた日。
悲しい事に、机にはグミが大量に入っていた。
そんなことはどうでも良いが、
やはり悲しいものは悲しい。
グミの中をかき分け、チョコレートを探す。

ーーあった。
手紙があり、宛名を探すと何も書いていなかった。
きっと、恥ずかしがり屋なのだろう。
そう思いながら、チョコを食べる。
その味は甘く、天国に行くような感覚に襲われた。
この日に、チョコを貰ったのは初めてだ。
きっと、グミが無くても舞い上がっていただろう。

喜びを噛みしめ、最後の一口を口に放り込んだ。
主
フウッバレンタインデー終わる一時間前に投稿したぜ

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