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第1話

プロローグ
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2023/08/08 11:27 更新
(なまえ)
あなた
そんな……
私は瞠目した。

さっきまで私の腕の中にあった、大切なノート。

小説のキャラ設定やプロットがたくさん書いてある、幻想の宝庫。
ランボーグ
ランボーーーグッ!
私の目の前で暴れるそれが、私の大切なノートだなんて、信じられない。

私は、悪い夢でも見ているのだろうか?

多くの人々が逃げていく中、私はその場から動けずにいた。

私のノートを模した怪物の手が、私に向かって伸びる。

危ない、逃げなきゃ。

そう思っても、足がすくんで動けない。

どうしよう。

早く、逃げないと――。

怪物の拳が、至近距離まで近づく。

私は反射的に目を瞑った――が、いつまで経っても痛みは来ない。

恐る恐る目を開けると、オレンジ色の長い髪を後ろで括った男の子がその拳を跳ね返していた。
キュアウィング
大丈夫ですか?
まだ声変わりの済んでいない、中性的な声。

私を振り返って手を差し出す彼は、とても優しい顔をしていた。

年の頃は、私と同じくらいか、もっと下か。
(なまえ)
あなた
……あ、はい。だ、大丈夫です
私は彼の手を借りて立ち上がり、小さくお辞儀をした。
キュアウィング
ランボーグは僕が片付けます。あなたは安全なところへ
ランボーグ
ランッボーーーーグ!
怪物――ランボーグというらしい――が再び暴れ出す。

彼は私を庇うように立つと、ランボーグに向かって高速で飛んで行った。
キュアウィング
ひろがる!ウィングアターーーック!
彼に体を貫かれたランボーグは、とても気持ちよさそうな顔をして消えた。

そこには、私のノートが何事もなかったかのように転がっているだけ。

彼が私のノートを拾い上げ、私に近づいてきた。
キュアウィング
これは、あなたのですか?
そう言って、優美な笑みでノートを差し出す。
(なまえ)
あなた
は、はい
キュアウィング
よかった。あなたがずっと悲しそうな目でランボーグを眺めてたから、そうかなって思ったんです
……そんなところまで気にしてくれてたんだ。

心がじんわり温かくなる。
キュアウィング
それでは、もう行きますね
(なまえ)
あなた
ま、待ってください!
背を向けた彼に、私は呼びかける。

彼が不思議そうな顔で振り返った。
(なまえ)
あなた
……ありがとう、ございます
私は勇気を振り絞ってお礼を言う。

すると、彼は柔和に微笑んだ。
キュアウィング
そんな、お礼を言われるほどのことはしてませんよ。僕はただ、当然のことをしただけです
彼はそう言って去っていった。

私は腕の中のノートを見つめる。

彼はあんな風に謙虚だったが、私はきっと、この日のことを忘れない。

私は晴れ渡る空を見上げて歩き出した。
蒼月唯夜(作者)
蒼月唯夜(作者)
読者の皆さん、こんにちは!
蒼月唯夜(作者)
蒼月唯夜(作者)
作者の蒼月唯夜です。
蒼月唯夜(作者)
蒼月唯夜(作者)
二次創作も夢小説も初めてなので、ドキドキです!
蒼月唯夜(作者)
蒼月唯夜(作者)
夢機能、ちゃんと使えてますかね?
蒼月唯夜(作者)
蒼月唯夜(作者)
できてなかったら教えてください!
蒼月唯夜(作者)
蒼月唯夜(作者)
オリジナル小説をメインに書いているのでこちらは不定期更新になりますが、よろしくお願いいたします!

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