第32話

てんやわんや
790
2026/05/17 02:23 更新




あなた
 ………    
Stanley
 ………    




.
 ねえケン?ふふっもう、せっかち…     
.
 君が魅力的なのが悪いんだろう?  





あなた
 ( ど、どうしよう…!? ) 








  入ってきた先輩カップルの声を耳にしながら

  も、今の状況に心の中で慌てふためく。
  スタンリーの咄嗟の行動で、私たちは

  今ロッカーの中。

  狭いし近いし…スタンリーの息が耳に

  かかって、くすぐったい。




Stanley
 ……悪ィ    
あなた
 ぃ、や…///    







  べつにスタンリーは悪くないんだけど…。



Stanley
 ……おい    
あなた
 …?、ん、?    
Stanley
 体制、疲れんだろそれじゃ    
あなた
 ぇ、…っ///    
Stanley
 バカ、しー…      
Stanley
 寄りかかっていいから     
あなた
 ……ぅ、ん、///    





.
 ぁ、っん…ケンっ…     
.
 ブロッサム…綺麗だ…     





 
  恐らく行為がヒートアップしているであろう

  向こう側。それとは別に、私たち…私も、

  心がヒートアップ中だ。
  この状況、ほんとにマズイ。私はドキドキ
 
  してるし、スタンリーが近いし…



  …ていうか、この体制もキツい。下心

  があるわけじゃないけど…もう少し寄って

  もいいかな。




Stanley
 ………ッ    
あなた
 …?、スタンリー…?    
Stanley
 …こっち見んな    
あなた
 …??    
Stanley
 ……どうすっかな、コレ    








  バクバク、心臓がうるさい。

  でも、……それは



あなた
 ( スタンリー、…ドキドキしてる )     







  それが、この状況による緊迫感なのかどうか

  は定かではないけど。


  でも、心拍数が

  ドキドキしてるっていうこの事実が、

  同じっていうことが




あなた
 ( …嬉しい ) 







.
 おい!何してんだお前ら   
.
 ひゃっ!?せんせい…     
.
 はあ…出てこい     
.
 …はぁい   




 ( バタン




あなた
 …い、った? 
Stanley
 ……な 
Stanley
 ッはぁぁあ〜〜…おら、出んぞ 
あなた
 ぁ、うん…わっ待って!スカート 
 ひっかかっ…
Stanley
 あ?…ッおい、そんな動くなって 
 …ッ!?!?







 ( バタンッ





あなた
 ぃ、ったた…     







  スカートがひっかかったせいでバランスを

  崩して、スタンリーが抑えていた古いドア

  が開いてしまったらしい。
  2人でロッカーから落ちるように出て、

  そのままドシャッと床に倒れた。



あなた
 ご、めんスタンリー…ありがと 







  スタンリーは私の頭がぶつからないように

  後ろに手を添えていて、はたから見れば

  押し倒しているように見える.

  そんな状況が痛みに耐えている私には

  分からず、ただお礼を言った。



Stanley
 ………あんた…ほんとバカだろ 
あなた
 …は、?バカなんかじゃ…    
Stanley
 いーや、バカだね 
あなた
 はあっ!?ちょっとスタ…ッ 






  ロッカーの暗闇から出て、外の眩い光

  にようやく対応した目で、目の前にある

  スタンリーの顔を見る。

  そこには








Stanley
 …顔見んなって、言ったはず 
 だけど?








  顔を真っ赤にして私を見ている、

  スタンリー・スナイダーがいた。





あなた
 へっ…??////    




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