わ、渡せた…
心臓はまだドキドキと煩く鳴り響いてるし、
全身の震えは未だにおさまらない。
けど、ちゃんと渡せた。
ちゃんとほんと少しだったけど、
話すことができた。
嬉しい、嬉しい…!
言葉にできない喜びが溢れで出て来て
その場で跳び跳ねた。
でもやっぱり緊張して告白はできなかったなぁ。
良かった。手紙入れておいて。
手紙って言っても
ただ小さいメモ帳に
"좋아"。
と書いただけなんだけど。
"좋아"というのは韓国語で"好き"って意味。
何で韓国語で書いたかというと…
西内くんは韓国語が大好きで
告白されるなら、韓国語で手紙が理想。
と言っていた、と
周りの女子たちが話していたのを聞いたから。
あと、西内くんの理想のタイプは
"ハーフ顔女子"
それは無理だけど、
手紙なら…と思って
この日の為に韓国語も勉強したんだ。
西内くんに、
私の気持ちが伝わりますように…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。