第174話

💉
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2026/01/28 23:38 更新


ミンギュside


僕はやっと、ICUから出ることができた





病室には必ず誰かしらが交代でいて、僕を1人にしないようにしてくれた








なんて、

僕だってずっと入院してたから1人での時間の過ごし方くらいわかるのにな、













お仕事忙しいはずなのに、僕の見張りなんかさせちゃって申し訳ない





危ない行動になんて出たりしないし、なんならそんなことする体力もない












体もまだ鈍くて動かせないのに、自ら体を起こして動こうなんて難しいにも程がある

















けど、

なんか僕がいなくても当たり前のように普通に回っていく病院を見て、なんだか自分の存在価値が薄く感じた




別に消えたいとか、仕事を辞めたいとか、出て行きたいとか、そうは思わない










でも僕がいることによって生じる良いことって、なんだろうなって考えた時に、出てこなかった













きっとヒョンたちやソクミニたちに聞いたら何かしらは出てくると思う



けど、僕自身がそれを自覚していなきゃそれを活かすことができない
















僕の良いとこって、なんだろう











민규
민규
あれ、?どうしてヒョンたちが?







원우
원우
ミンギュヤ、ちょっと俺たちと散歩しないか?







민규
민규
散歩って、ぼくまだ動けないのに、?







순영
순영
車椅子、ちゃんと用意してあるから







지훈
지훈
スンチョリヒョンたちからも、許可はもらってるよ






준
散歩、行ってくれる?

















민규
민규
わかった、


_________________________

そうして僕が連れてこられたのは、小さな階段裏の空間だった






민규
민규
なぁに、?ここ










순영
순영
ソクミニの隠れ家みたいなものかな、ㅎ







민규
민규
えっ、!?それを僕に教えちゃっていいの、?







순영
순영
内緒だよ、ㅎ





민규
민규
っわ、わかった…
























준
ソクミニってね、すっごく優しくて、人の感情を読み取るのが上手で、心配になるくらい純粋な子なの








준
けどだからこそ、自分のことをよく疑うし、自分に自信もない








준
毎日ソクミニは優秀だって伝えてるつもりだけど、それが本当にソクミニの心に伝わってるのかはわからない






































준
きっとミンギュも今、同じ状況なんじゃないかな










민규
민규
っ…







준
自分の能力を疑って、






준
自分の存在意義を疑って、







준
いずれ何もかもわからなくなっちゃう

















준
ミンギュは、きっとそうなりかけてる







준
ソクミニと同じように




















지훈
지훈
なんでも、言ってみろミンギュヤ






지훈
지훈
俺たちこう見えて、親身に話聞くの得意なんだぞ




















민규
민규
っ…


























민규
민규
僕の価値は何って聞いたら、ヒョンたちはみんな…






민규
민규
僕の笑顔とか、明るさとか、性格とか、








민규
민규
そう答えるけど…僕が求めてるのはそれじゃない、




















민규
민규
僕がいることで、僕にしかできない何かが可能になってるってことを信じたいの




























원우
원우
そっか、






원우
원우
僕たちもソクミニに同じことを聞かれたらソクミニの笑顔とか優しさとかって答えちゃうかもしれないけど、そうじゃないんだよね











원우
원우
よくわかるよ。その気持ち


















원우
원우
もっと目に見える、わかりやすい何かが欲しいんだよね








민규
민규
っ、うん…































원우
원우
ん〜、あくまで俺の一意見だけど











원우
원우
子供と接することが、ミンギュの得意なことなんじゃないかな





원우
원우
それもただの子供じゃなくて、ミンギュのように長く入院してて、チャニのように心の傷を抱えてる子とね




















원우
원우
そういう子は、入院しながら悪気のない医者や看護師の言葉に傷つけられてることが多い







원우
원우
けどそれに気づいてあげられるのは、自分も同じ経験していてかつ、その痛みを忘れていない人間だけだ







원우
원우
そんなの、国中を探して見ても一握りしかいない
















원우
원우
ミンギュはそんな子たちを救ってあげられる、数少ない貴重な人材なんだよ










僕がずっと、

求めていた内容だった





このくらい具体的で、病院に関する、僕が医者であることを誇りに思える何かが、ずっと欲しかったんだ
















スンチョリヒョンたちが僕を愛してくれる気持ちはわかる


けどヒョンたちは盲目になって、たまに僕の本心に気づかない







だからそういう時はこうしていつも一歩外で見守ってくれる心強いヒョンたちが、必要なんだ


















민규
민규
ありがとうっ…ひょんたち、ㅎ泣









96z
96z
ううん、またいつでもおいで ミンギュヤㅎ



To be continued…→

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