第40話

40 🪭
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2025/09/10 13:52 更新


























童磨
…ゆっくりでいいよ







毒が回って苦しくて、童磨様の服を掴んだ。









ぼんやりとした意識の中で、童磨様の綺麗で優しい声が降ってくる。






童磨
もう分解出来たかな……
あなた
……っ






童磨様の馬鹿………









苦しかったのに………



















あなた
………っ(泣)
童磨
あぁごめん…泣かないでおくれ
童磨
……藤の花がどれだけ怖いか分かっただろう?







童磨様は私を抱きしめると、優しく背中を擦ってくれた。






童磨
……これでもまだ、藤の花を屋敷に持って帰りたいと思うかい?
あなた





思わない……その意を示すために首を振ると、童磨様は少し笑って言った。




童磨
そっか
童磨
あなたの下の名前ちゃんが素直で聞き分けのいい子で良かった
あなた
……
童磨
藤の花には近づいちゃだめだよ
童磨
次一人で屋敷を出たら、歩けないようにするからね
あなた
…?







童磨様はニヤリと笑った。








嘘を言っているようにも見えなくて、とても不気味だった。






童磨
あ〜!冗談だよ!!気にしないで
童磨
帰ろうか、あなたの下の名前ちゃん










童磨様は私の方に手を伸ばしてくれる。








手を繋いで屋敷に帰ろうって事なのはすぐに分かったけど、今は手を繋ぐだけじゃ物足りなかった。







童磨
……どうしたの?
あなた
……藤の花の、、毒……まわって、、まだ……ちょっと…ぐるぐるする
童磨
そっか……つらいよね…もう少し休んでくかい?
あなた
だからっ………だっこして……
あなた
だめ………ですか?
童磨
いいよ!






そう言うと童磨様は扇をしまって、私を抱き上げてくれる。







あなた
……////







童磨様の首に腕を回して、顔を埋める。綺麗な白い髪も、鍛え上げられた身体も、童磨様の全てが好きだった。




















本当は毒なんか回っていないのだけれど、こうやって童磨様を近くで感じることができるなら、少しくらい嘘をつくことにあまり抵抗は無かった。




























それからしばらく、童磨様に揺られながら過ごした。童磨様の匂いに包まれていると居心地がいいし、私は童磨様にとって特別なのだと実感出来た。






童磨
あなたの下の名前ちゃん…寝ちゃった?
あなた
……起きてます///






童磨様の声が耳元で聞こえて、急に恥ずかしさが襲ってくる。






同時に、冷たい水滴が私の頭に落ちてきた。
足元にも落ちてきたと思った数秒後、ざあっと音を立てて雨が降りだした。









童磨
……?







遠くでピカピカと空が光って、雨もざあざあと強くなってきている。







あなた
雨……ですね







童磨様は私を一度降ろしてから、自分の羽織を脱ぎ、私の肩にかけてくれた。





童磨
これで大丈夫かな
あなた
……////
あなた
童磨様が濡れちゃいます………
童磨
俺の事は気にしないでおくれ、可愛いあなたの下の名前ちゃんが濡れちゃうのは可哀想だから、早く帰ろうね

































☆、♡、💬いつもありがとうございます!!✨️✨️🩷



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