第2話

時空の隙間で〈1〉
919
2021/09/01 09:25
お気に入りしてくださった方ありがとうございます。

書くのを忘れていたのですが、この夢小説ではネタバレ含むこともあると思うので、お気をつけください。また原作からかなりズレることもあると思いますので、ご容赦ください。

あとまだ始めたばかりで機能等を使いこなしていません…。精進しまーす!










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嫌な夢を見た後はシャワーを浴びるに限る。私はベッドを後にしてお風呂へと向かった。開け放した窓からは秋の穏やかな空気が入りこんできてカーテンを時々揺らしている。柔らかな日の光も心地良い。
ただ、体にまとわりついた汗だけが、私をまた過去に引き戻そうとしているように感じた。

お風呂に入ると頭から冷たいシャワーを浴びる。シャワーを浴びながら、悟といた日々を反芻した。



悟…五条悟と出会ったのはもう10年以上も前の話しだ。







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私は学長から渡された試合表を見て、青ざめていた。




(なまえ)
あなた
いやいやいやいやいや
ちょぉっと待ってください!!!
(なまえ)
あなた
学長!私、まだ1年なんですけど…なんで私が交流戦に出ないといけないんですか?
…ていうか相手、東京校の問題児じゃないですか…!私嫌ですよ…。
私の対戦相手…そこに書かれた名前…






五条悟




しかもこの年は呪霊が多い年らしく多くの呪術師が忙しく活動しているため、団体戦は行わず個人の実力を見るための個人戦のみらしい。
(なまえ)
あなた
学長…私の相手…五条悟って…あの、五条悟ですよね……??
楽巌寺学長
楽巌寺学長
そうだが…。まあお前の呪術ならこいつとやり合えるじゃろう。そんなに心配することでもない。
(なまえ)
あなた
えぇっ…いやいや…ほら私、呪術習い始めたばかりですし…近接戦闘もそんなに強くはないですよ。この人問題児なんですよね…?きっと容赦なくボコボコにされますよね…?(涙)
楽巌寺学長
楽巌寺学長
あなた…儂はお前から見れば年をとっているが、まだもうろくはしとらん。お前をここに入れたのも、それだけの技量・能力がお前にあると思ったからだ。そう心配せず、試合まで修行に励め。
(なまえ)
あなた
そ、そんなぁ…。
私はがっくりと肩を落とした。
修行に励むしかないか…。とりあえず、苦手な近接戦闘をもう少しものにして、呪術の方は磨きをかけていくしかない。



私の術式は時空を操作すること。これが簡単ではなく緻密な呪力の調整がいり、おおざっぱな性格の私には合っているとはいえない。ただ、自分が限界に陥った時の方が莫大な力が出ることだけは分かっていた。
領域展開は完成していないが、なんだかもう少しで届きそうな気もする。


(なまえ)
あなた
ただこの術式が五条の術式、無下限呪術とどうやり合えるか分からないなあ…。彼の近くの時空を取り込めるか歪めるか…。領域展開さえ取得できればいいけど…あと一か月か…。


さすがに一か月で領域展開をものにするのは難しい。とにかく戦術も練らねばならない、と考えごとをしながら私は修行場に向かった。





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