第24話

まさか…
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2025/07/03 11:41 更新
二人でそのまま歩いていく。




下まつげ君は私の肩を抱き寄せて




濡れないように傘に入れてくれている。





あなた
(…まじで、やばい。分かんないけど心臓がドキドキしてる。私死ぬのかな)
あなた
あの、傘私が持つよ



流石に傘に入れてもらってる立場なので




下まつげ君に気を遣う


凛
お前が持ったらずっと傘の持ち手、上にあげてないといけないけどな


無意識なのか、はたまたわざとなのか。



身長高いですよアピールしてくる。


あなた
せっかく気を遣ってあげたんですよ。
凛
そんな拗ねんなよ、そーゆーとこも嫌いじゃねぇけど。
あなた
私は下まつげ君のそーゆーとこが嫌いです。
凛
自分がどういう立場か分かってんのか?
あなた
傘貸してもらってます。
凛
じゃあ大人しくしてろ。雨にさらされたくなけりゃな
あなた
(傘に入れてくれるのはいいんですけど、肩掴むのやめて欲しい…かも。)



下まつげ君が私の右肩を掴んでいる





手の力がもっと強まった。




あなた
下まつげ君、肩いたい。
凛



絶対聞こえてるはずなのに無視してくる。





ムカつくので最終奥義のあれを言う。









あなた
…凛、くん。手離して?
凛
…あ?
凛
いま、なんて、




下まつげ君は私の肩から手を離し




歩くのをやめ顔をこっちに向ける。



あなた
手離してって言っただけ。
あなた
(絶対もう名前なんて二度と呼んでやんねー。)
凛
…くそが
あなた
口わるいって…

下まつげ君の顔を見たら、





右手で鼻から下を覆い尽くすように隠している





耳も真っ赤で、目は横髪で隠れて見えない。



あなた
なに?照れてるの?名前呼んだだけで?



凛
…っせぇ。



そう言ってまた歩き出した。


あなた
(ていうか、私初めて日常会話で名前呼んだかも。前は…)
冴
一回でもいいから名前で呼んであげたらどうだ?
あなた
じゃあ
あなた
''凛ちゃん''
凛
俺は女じゃねぇ
あなた
(…みたいな会話でしか言ったこと無かったし。)
あなた
あ、もしかして、''くん''より''ちゃん''の方が良かった?
凛
喋んな
あなた
えぇ…



沈黙したまま私の家の近くまできた。



あなた
あ、
あなた
もうすぐ私の家着いちゃう。
凛
そんなに俺から離れるのが嫌かよ。


冗談交じりに言う下まつげ君


あなた
そんなことは一切言ってないし、思ってもない。
あなた
(まぁ、一緒にいると楽しい気はするけど。)
凛
本当は?
あなた
ひーみーつ。
あなた
(べーっ。)
凛
フンッ


誰が心の声聞かせてたまるかと





言わんばかりに心の中でも威嚇をする私に





呆れた下まつげ君はそっぽ向いた。


あなた
ありがとね、送ってくれて。
凛
別に、トーゼンだろ。
あなた
じゃあね、また明日ね
凛
あぁ。



          '' 大好き ''



あなた
なんか言った?
凛
あ?なにも言ってねぇよ。また明日な。
あなた
あ、うん。




下まつげ君の背中を見ていると





何故か胸の鼓動が鳴り止まない。





もしかしてわたし──────









      




     '' 下まつげ君のことが好き? ''


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